なにげない日常を美しく思い出に残したり、人生の大切なシーンを捉えたりするカメラ。
大事な場面を撮影することが多いので、カメラ選びには失敗したくないものです。
しかし、家電量販店などで見かけるカメラの中には「買ってはいけない」と噂される製品もあります。
そこで本記事では、買ってはいけないカメラとその特徴、逆にこれならおすすめというカメラを紹介しています。
大事な瞬間をしっかり写真におさめたい人はぜひ参考にしてください。
買ってはいけないカメラの特徴とその理由
ここでは買ってはいけないカメラの特徴とその理由について解説します。
画質の悪い製品
良い写真を撮りたいなら、画質に最低限こだわりましょう。
画質が悪い製品では、カメラを買う意味がなくなってしまいます。
画質に特にこだわらないのであれば、カメラを買わなくてもスマホで十分です。
最近のスマホはカメラ機能が優秀で、iPhoneなどは画質の良さに定評があります。
デジカメと同じくらい、またはデジカメよりも高画質なスマホがある中、せっかくカメラを買うなら画質の良さにこだわりましょう。
最低限の機能がついていない製品
人によってカメラに必要な機能に違いはありますが、「手ぶれ補正」や「高感度耐性」など、最低限の機能を備えたカメラを選びましょう。
最低限の機能がついていないカメラだと、スマホに機能が劣ってしまいます。
カメラの種類や製品によって異なりますが、例えばカメラには以下の機能があります。
- 手ぶれ補正
- 高感度耐性
- 防塵・防滴
- GPS機能
- 顔認識
- 自分撮り機能
メーカーごとにいろいろな機能があるので、最低限の機能にくわえ、自分に必要な機能が付いているカメラを選びましょう。
保証期間が短い製品
カメラは高額な商品が多く、安くても2~3万円からの値段が一般的です。
高い買い物になるため、万が一のために保証期間が長めの製品を選びましょう。
保証期間が全くないカメラは買ってはいけません。
保証期間がないカメラでは「まだ全然使っていないのに新品を買うより修理代のほうが高い」ということがありえます。
カメラは頻繁に持ち運んだり、天候が悪い中でも使ったりするので、壊れたときのこともきちんと想定しておきましょう。
カメラそのものが重すぎる製品
カメラそのものが重い場合、非常に不便です。
携帯しづらいので、景色がきれいなところに遊びに行っても「カメラが重いから持って行くの面倒くさい」となってしまいかねません。
性能も大事ですが、重量も忘れずに確認しましょう。
特に一眼レフの場合、仕様上ミラーレスよりもサイズが大きく、重くなりやすいため注意してください。
オンラインで購入する場合でもカメラの重さを確認できますが、できれば実際に製品を手に取って重さを確かめましょう。
買ってはいけないカメラのメーカーってあるの?
カメラには買ってはいけないメーカーがあるのか、次の4つを調べていきます。
リコー ペンタックスはどう?
複写機で有名なリコーが、HOYAのデジタルカメラ事業を買収して生まれたリコー ペンタックス。
コンパクトデジタルカメラの「GRシリーズ」が人気です。
GRシリーズの特徴は以下です。
- 「アストロトレーサー」機能搭載で天体追尾撮影が簡単にできる
- RAW撮影後にカメラ内でJPEGでの新規保存ができる
- 起動時間約1秒で撮りたい瞬間を逃さない
SNSでは「カメラの中で圧倒的に良い」という評価がありました。
デジタルカメラとして非常に優秀なようです。
一方、一眼レフカメラに関して「黒死病」という言葉が見つかりました。
黒死病とはリコー ペンタックスの「Kシリーズ」でよく見られる、暗い写真しか撮れなくなる現象です。
コンパクトデジタルカメラの評判は良いですが、一眼レフカメラを買うときは「黒死病」の発症可能性を留意しましょう。
ソニーはどう?
カメラだけでなく、テレビやスマートフォンなど多様な製品を生産しているソニー。
コンパクトデジタルカメラも生産していますが、一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラの「α(アルファ)シリーズ」がとくに人気です。
αシリーズの特徴は下記です。
- 画質が抜群に良い
- 小さく軽量で持ち運びやすい
- AF(オートフォーカス)機能の性能が高い
SNSでは「ソニーのカメラなら誰でも良い写真が撮れる」という評判が多数見つかりました。
カメラ初心者でも、ソニーのカメラなら楽しく撮影ができるでしょう。
オリンパスはどう?
顕微鏡やデジタルカメラで有名なオリンパス。
複数のシリーズがありますが、中でもミラーレス一眼カメラの「OM-Dシリーズ」が人気です。
OM-Dシリーズには下記の特徴があります。
- 「手ぶれ補正」機能が優れていてきれいな写真を撮りやすい
- 使いやすく高性能で初心者からプロまで使える
- コンパクトでデザイン性が高い
SNSでは「コストパフォーマンスが良い」という意見がありました。
また、「プロキャプチャーモード」という機能が好評です。
プロキャプチャーモードとは「シャッターを全押しする前から撮影を開始することで、被写体が動き出す瞬間を撮影できる機能」。
プロキャプチャーモードを使えば、鳥が飛び立つときのような一瞬のシャッターチャンスでも逃さず撮影できます。
プロのような写真を撮りたい人、貴重な瞬間を撮影してみたい人は、オリンパスのOM-Dシリーズを検討してみてください。
富士フイルムはどう?
「お正月を写そう」のCMでお馴染みの富士フイルム。
国内の写真フィルムでトップシェアを誇るほか、医薬品や化粧品なども手掛けています。
富士フイルムのカメラには下記の特徴があります。
- 発色が良く高画質
- 画像加工の種類が豊富
- レトロな雰囲気で見た目がおしゃれ
SNSでは「発色の良さ」に関する評価が多数見られました。
発色の良いカメラできれいな写真を撮りたい人には富士フイルムがおすすめです。
カメラを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったカメラの失敗エピソードを紹介します。
LUMIX
ミラーレスカメラを購入して写真を撮ろうと思いましたが、ミラーレスカメラを使用して写真を撮る機会が徐々に減ってしまったからです。最近では、携帯で写真を撮っても画質が良いので、困らなくなった点もあります。手軽に持ち運びできない、少し重さを感じることから旅行先でも携帯で写真を撮るようになってしまい、ミラーレスカメラが不要になりました。そういった点で、ミラーレスカメラを購入したことに失敗しました。
COOLPIX A100
当時、仕事で写真を撮る必要ができたので急遽できるだけ安いエントリーモデルを購入しました。 その仕事自体はそれでこなせたので良かったのですが、その後しばらくしてスマホが壊れてしまい、買い換えることに。 すると最新のスマホのカメラ性能がこのカメラの性能を上回ってしまっており、利便性などから全く使わなくなってしまいました。 あまりセコいことは考えず、スマホには替えられないレベルのカメラを買っておけば今も使えていたのかなと思います。
CANON IXY210
価格はお手頃でカタログスペックにも満足出来たので購入。 でも失敗しました。その理由は写真撮影をしてから次に撮影可能になるまで時間がかかり過ぎるんです。 撮影すると画像処理をはじめ、そこで1秒ぐらい時間を取られます。 まあ風景写真を撮影するとかなら1秒時間が空いても気になりませんが、花火大会の撮影に使った際はダメでした。 連続で撮れたらもっと良い写真を撮影出来たのにな~という場面があり、カメラ選びに失敗したなと感じました。
GoPro hero9
YouTubeの撮影用に購入致しました。ネットに書いてある記事からGoProは評判が良かったのであんまり他のものと比べたりせず購入いたしました。失敗としては「録画されていなかった」というのが何回かあった事が挙げられます。操作性が悪く何回か録画ミスがあり、その度に撮影のし直しなので精神が疲れました。
カメラを買うなら逆にどれがいい?
「これなら買って大丈夫」というカメラを3つ紹介します。
コスパ重視の製品なら「Canon PowerShot SX420」
「まず価格が安めのカメラから始めたい」という人には「Canon PowerShot SX420」をおすすめします。
税込23,000円前後と、他のコンパクトデジタルカメラと比べて非常に安い製品です。
手ぶれ補正や光学ズームなどの最低限の機能が搭載されているほか、Wi-FiとNFCにも対応しているのでパソコンやスマホへの転送が簡単です。
また、ボディが軽量でグリップも付いているので持ち運びがしやすく、子どもでも安定した撮影ができます。
コストパフォーマンスの良いカメラが欲しい人は「Canon PowerShot SX420」を検討してみてください。
本当にオスススできるカメラは「Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6II」
「価格よりもとにかく良い写真が撮れることを重視したい」という人には「Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6II」がおすすめです。
20万超えと高価ですが、カメラ好きにはたまらない高機能な製品です。
瞳AF・顔検出AFや動物AF、ワイドエリアAF機能があり、動いている被写体でもきれいに撮影できます。
また、暗い場所でも高精度なAFが可能です。
さらに、電源を切ってもピントを合わせたフォーカス位置を記憶しているため、準備が整ったらシャッターチャンスまで電源を切っていてもOKです。
「Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6II」はSmallRigやRODE、Weebillといった動画機器メーカーの推奨品でもあります。
「カメラは妥協したくない」という人はぜひ使ってみてください。
初心者が一眼レフのカメラを買うなら「Canon EOS Kiss」
一眼レフを初めて使う、またカメラにまだ慣れていない場合は「Canon EOS Kiss」がおすすめです。
初心者にもわかりやすい「ガイド表示」があるため、簡単に操作できます。
また、カメラの右側に操作ボタンがすべて配置されているので使いやすく、カメラ操作に慣れていない人でもすぐコツがつかめます。
連続撮影は最高約3コマ/秒で撮影でき、シャッターチャンスを逃しません。
口コミからも「初心者でも使いやすい」という感想が多く見られました。
初心者にもやさしい。
Amazonカスタマーレビュー
子供専用の初めてのカメラで、もう色々沢山写真をとってます 快適に使えているようで、満足です。
Amazonカスタマーレビュー
これから一眼レフにチャレンジするならぜひ「Canon EOS Kiss」を使ってみましょう。
カメラの買い方に関するよくある質問
カメラを買う前に気になる質問に回答しています。
初心者はどんなカメラを買ったらいい?
「キットレンズ」のカメラを買うのがおすすめです。
キットレンズとはカメラとレンズがセットで販売されている製品のこと。
たいていの場合、広角から中望遠までカバーしている標準ズームレンズを搭載しており、初心者でも簡単に扱えます。
キットレンズから始め、慣れてきたら他のレンズを使ってみましょう。
また、カメラをレンタルをするサービスもいくつかあるので、買わないで利用するのもひとつの手です。
カメラのサブスクで最多の商品点数をほこるGOOPASSでは、機材のランクに応じて月額5,800円(税込6,380円)からレンタルでき、好きなタイミングで交換できます。
1台買うより、10台借りてその中からお気に入りの1台にしぼったほうが、最終的に良い買い物になるのでおすすめです。
カメラレンタルのGOOPASS(グーパス) – 旅行にもおすすめの月額制入れ替え放題サービス
一眼レフとミラーレスの違いは?
一眼レフカメラはモニターではなく、直接被写体を見て撮影するので、本格的に撮影をしたい人に向いています。
また、ミラーレスはモニターを見ながら撮影前に仕上がりを確認できるため、失敗せず写真を撮りたい人におすすめです。
細かい違いは下記表を参考にしてください。
一眼レフ | ミラーレス | |
---|---|---|
サイズ | 大きめ | コンパクト |
ファインダー | 光学ファインダー | 電子ビューファインダー液晶モニター |
イメージセンサー | 大型センサーが主流 | 小型から大型までメーカーによって異なる |
交換レンズ | バリエーション豊富 | コンパクトさ重視 |
質の良い写真を撮りたいなら画素数の高いカメラを選ぶべき?
たしかに、画素数が多くなるほどきめ細かい高画質な写真が撮れますが、とにかく一番画素数が高いカメラを選べば良いわけではありません。
必要な画素数は写真をどのように使うのかで異なります。
ネット上にアップするなら50万画素あれば十分ですが、A4サイズにきれいにプリントするなら500万画素程度必要です。
また、画質の良さを左右するのは画素数だけではありません。
レンズや画像エンジン・イメージセンサーなども関係しています。
画素数だけで良し悪しを判断せず、自分に必要な画素数を満たしたカメラの中でその他の要素を比べましょう。
カメラ本体以外に買っておくと良いものはある?
カメラバッグと三脚があると便利です。
カメラバッグはカメラの持ち運び用バッグで、ショルダータイプやリュックタイプなどさまざまなタイプがあります。
カメラバッグはクッション素材などでカメラを衝撃から守ってくれたり、防水加工によって雨を防いでくれたりします。
機械製品はデリケートなので、専用の入れ物があったほうが安心です。
また、三脚は固定位置から構図を決めて写真を撮りたいときに重宝するほか、手ぶれを防げるメリットもあります。
まとめ
買ってはいけないカメラには以下の特徴があります。
一生の思い出になる写真を撮影する大切なカメラ。
買ってはいけないカメラと買ってOKなカメラを見極め、自分にぴったりな後悔しない製品を購入しましょう。
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