手元にスマートフォンがなくても、通話やメール、LINEなどの操作を簡単にできるスマートウォッチ。
より快適な生活を送るために購入を検討している人のなかには、どれを買えばいいか悩んでいる人もいるでしょう。
どのメーカーの製品も魅力がありますが、なかには買ってはいけないスマートウォッチもあるため、注意しなくてはなりません。
そこで本記事では、買ってはいけないスマートウォッチや逆におすすめのスマートウォッチを、実際に使用したユーザーの感想とともに紹介します。
買ってはいけないスマートウォッチの特徴
買ってはいけないスマートウォッチには、いくつかの特徴があります。
スマートウォッチを購入する際は、以下の特徴に当てはまるものを避けましょう。
タッチ操作に非対応である
スマートウォッチには、タッチ操作に対応しているものと非対応のものがあります。
タッチ操作に対応しているスマートウォッチは、スマートフォンとほとんど同じ操作が可能です。
一方非対応のものは、ボタン操作が必要であったり、一部しかタッチ操作に対応していないなど、通知確認やアプリ操作などをスマートに行えません。
そのため、場合によっては不便さを感じる可能性もあるでしょう。
また、古いOSを使用している人も、タッチ操作に対応できないことがあるので注意が必要です。
ストレスなく利用するためにも、タッチ操作できるスマートウォッチをおすすめします。
バッテリーの持ちが短い
スマートウォッチのなかには、バッテリーの持ちが短く、24時間ももたずに電源が切れてしまうものがあります。
あまり長時間の外出をしない人は気にならないかもしれませんが、重要なタイミングでバッテリーが切れてしまい、使用できなくなる可能性があるので注意が必要です。
たとえばAppleのスマートウォッチは、一日中しっかり使えるバッテリーを搭載しているので、さまざまな使用条件のもと「一日最大18時間」の駆動や「最大11時間のオーディオ再生」が可能です。
バッテリーの持ちがより長いメーカーもあるので、日々の生活に支障が出ないような、バッテリーができるだけ長いものを選びましょう。
睡眠モニタリングが付いていない
睡眠モニタリングは、睡眠時間や眠りの深さなど、睡眠の質を計測してくれる機能です。
不眠やいびき、中途覚醒などで悩んでいる人であればこの機能は必須です。
データをチェックすると生活習慣の改善にも役立つので、質の良い睡眠へのヒントを多く出してくれます。
ただ、腕に装着したまま就寝する必要があるので、うっとうしく感じてしまう人は、なるべく装着感のない軽量でコンパクトなモデルを選択すると良いでしょう。
買ってはいけないスマートウォッチのメーカーってあるの?
買ってはいけないスマートウォッチのメーカーはあるのでしょうか。
ここでは以下5つのメーカーを口コミとともに紹介します。
Apple(アップル)はどう?
Apple製品のスマートウォッチは、圧倒的なユーザー数をほこり、まずはApple製品を検討視野に入れるという人も多いです。
クレジットカードやSuicaなどをあらかじめ登録しておくと、Apple Watchで簡単に決済できます。
Suicaに対応しているメーカーはまだ少なく、通勤などで日常的に使用頻度が高い人には大変便利ですよね。
また、AirPodsも併用すれば、iPhoneがなくてもハンズフリーで通話可能なので、身軽に行動できます。
Apple製品のスマートウォッチは、健康管理に役立つヘルスケア機能も充実しています。
生活習慣の改善や、日々の支払いを楽に済ませたい人におすすめです。
Google(グーグル)はどう?
Googleは、2022年10月13日に初めて「Pixel Watch」というスマートウォッチを発売しました。
Googleが独自に開発している「Wear OS」を搭載しています。
そのため、Google PlayやGoogle Map・Gmailなど、Googleが提供しているさまざまなサービスを利用でき、場合によってはスマートフォンより便利に使えることも。
Googleは、スマートウォッチメーカーの1つである「Fitbit」を買収しています。
Fitbitは健康管理のなかでも睡眠管理に強く、心拍測定機能や睡眠スコアの確認ができるので、睡眠の質を改善したい人にはかなりおすすめです。
HUAWEI(ファーウェイ)はどう?
HUAWEIは中国のメーカーで、170カ国以上に進出している通信機器メーカーです。
HUAWEIのスマートウォッチは安価で購入でき、バッテリー持ちが良いのが特徴で、バッテリーは一回充電すると1〜2週間持つので、電池切れの心配もありません。
ビジネスでも使用できる円盤タイプやスポーツ用のバンドタイプなど、デザインも豊富で、自分好みにカスタマイズできます。
エレガントなデザインもあるので、女性からの人気も高いです。
Xiaomi(シャオミ)はどう?
Xiaomiは、2010年に中国で設立された、スマートフォンやスマートウォッチなどの通信機器メーカーです。
GPSが内蔵されているので、スマートフォンを持たなくてもランニングやウォーキングができる機種があるのが特徴。
安価でコストパフォーマンスが良いのも魅力を感じます。
低電力で駆動できる独自のOSを搭載し、長時間稼働してくれるので、充電の手間も少なくすみます。
ほとんどの機種が、健康管理や数百種類のワークアウトモードに対応しているため、日常的に体調管理したい人におすすめです。
Samsung(サムスン)はどう?
Samsungのスマートウォッチは、Galaxy(ギャラクシー)に対応している「Tizen Based Wearable」というOSを搭載し、Galaxyシリーズのスマートフォンと互換性が高いのが特徴です。
日々の健康管理はもちろん、テキスト形式のメールであれば全文を閲覧でき、簡単な返信もできます。
画面の切り替えやスクロールも、文字盤のふちを回したり、ホームキーや戻るキーを押すだけで楽に操作が可能です。
さまざまな日常を記録できるので、なにげない動作も記録しておきたい人におすすめです。
Androidだけでなく、iPhoneで使用できる機種もあるので、気になる人はぜひチェックしてください。
スマートウォッチを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったスマートウォッチの失敗エピソードを紹介します。
Mi Smart Band 5
安さに惹かれて買いましたが、通知の設定などスマホ側のアプリがアップデートされた際に初期化されてしまったりして困りました。また、血中酸素計などがついているMi Smart Band 7に比べるとできる機能が少ないので、最新モデルを買うべきだったと後悔しています。
Fitbit Charge 5
似たような中国製スマートバンドに比べると高い値段だが、機能面にそこまで期待できないので、もっと安いスマートバンドかもう少し高い値段を出して、Apple Watchを買った方がよい。
OPPO Watch
アプリとの接続が頻繁に解除されてしまい、紐づけした情報がなかなか出先で引き出せないところが不満に感じました。Apple Watchよりあらゆる性能で劣ることを確信しました。
NY17 スマートウォッチ
機能は非常に豊富ですが、使い方がわかりづらかったです。また振動が小さく、感度も悪いように感じました。
HitDEAL H2
血圧が測れる仕様ですが、血圧はいつ測っても上が136~138ぐらいの数値しか出ず、正確ではありません。実際の血圧計との数値の差が大きく開いています。
Sony wena 3 WNW-B21A/S
電子マネーでの支払いが便利だと思い購入しましたが、なかなか読み取りをせず、支払いの際に恥ずかしくなってしまいます。
スマートウォッチを買うなら逆にどれがいい?
ここからはおすすめのスマートウォッチとして、以下5つの商品を紹介します。
商品名 | メーカー | 価格 | バッテリー駆動時間 | 充電時間 | 通話機能 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Apple Watch Series8 | Apple | 59,800円 | 36時間 | 1.5時間 | ◯ | 45mm/41mm | 49g |
Galaxy Watch5 | Samsung | 44,200円 | 80時間 | 1.5時間 | ◯ | 40mm | 50g |
HUAWEI WATCH GT 3 | HUAWEI | 43,780円 | 14日間 | 1.5時間 | ◯ | 46mm | 約54g |
Amazfit GTS 4 Mini | Amazfit | 16,800円 | 15日間 | 2時間 | ー | 41mm/36mm | 31g |
Xiaomi Smart Band 7 | Xiaomi | 6,990円 | 14日間 | 2時間 | ー | 46mm/20mm | 26g |
Apple「Apple Watch Series8」
「Apple Watch Series8」は、毎日装着する意味を高めるために、これまでのApple Watchよりバッテリーの持ちを長時間化しました。
通常は18時間の駆動時間ですが、低電力モードにより36時間まで伸ばせるようになり、使用頻度によっては2日程度のバッテリー持ちが期待できます。
手首の皮膚温を自動計測する機能が加わり、月経周期や排卵日の予測も可能です。
また、衝突事故検出機能も新たに追加された機能です。
激しい衝撃を検知した際に、緊急通報サービスに自動で知らせたり、緊急連絡先に連絡できるようになりました。
出番がないほうがいいですが、身の危険を感じたときに自分の身を守るための重要な機能です。
さらにApple Watchは、Apple Payだけでなく、SuicaやPASMO、WAON、QUICPayやiDなど、多様な電子決済にも対応し、この点も魅力を感じます。
Samsung「Galaxy Watch5」
「Galaxy Watch5」は、Samsung独自のバイオアクティブセンサーを搭載しています。
そのため、心拍数やストレスレベルなどを測定でき、より健康管理に役立てられるようになりました。
睡眠測定機能も改良されたので、非睡眠状態や深い睡眠状態などの睡眠段階や、いびきをモニタリングできるスリープスコアにより、睡眠パターンを把握できます。
また、旧モデルよりも大容量のバッテリーと高速充電機能をそなえ、約30分間で0%の状態から最大45%までの充電が可能です。
画面にはサファイアクリスタルガラスが採用され、より傷に強く頑丈になったため、アウトドアなどの外出が多い人でも安心です。
HUAWEI「HUAWEI WATCH GT 3」
GPSを搭載し、ワークアウトメニューが豊富な「HUAWEI WHTCH GT 3」。
ランニングやヨガのようなメジャーなものから、ダーツや釣りなどのものまで、100種類以上ものワークアウトメニューが用意されています。
GPSの搭載により、オフラインでもスマートウォッチで記録できるため、スマホを持ち歩く必要がありません。
また、防水性能にすぐれ、最大5気圧・水深50mまで使用できます。
手洗いや家事炊事、サーフィンやプールなどのマリンスポーツでも活躍してくれます。
他社の機種よりも低めな価格設定なので、初めてのスマートウォッチ購入や、日頃からスポーツをしている人におすすめです。
Amazfit「Amazfit GTS 4 Mini」
スリムで高性能な「Amazfit GTS 4 Mini」は、iPhoneでもAndroidでも使える優れものです。
重量は31gしかなく、ディスプレイの厚みも9.1mmと、とにかく軽くてスリムなので、抜群のフィット感を実現しました。
また、GPSやGLONASSなどの5つの衛星測位システムに対応し、屋外でランニングやウォーキングをすると正確なルートを記録してくれます。
Amazon Alexaにも対応し、アラームの設定や天気予報などをスマートウォッチで簡単に行えるので、かなり便利です。
スリム・軽量のスマートウォッチを求めている人や、スポーツモードを活用したい人におすすめです。
Xiaomi「Xiaomi Smart Band 7」
「Xiaomi Smart Band 7」は、低価格ながら基本機能や性能がしっかりしているスマートウォッチです。
ディスプレイの形が楕円でシャープなのが特徴で、女性でも違和感なく使用できます。
前モデルより約25%も表示領域が確保され、有機ELディスプレイだから発色が非常に綺麗です。
バッテリー持ちが優秀で、最大14日間の駆動が可能です。
ヘビーユーズしても約1週間は充電せずに使えるので、長期の旅行も安心してできますね。
ただし、充電はACアダプターに専用の充電ケーブルを接続する必要があるので、注意してください。
スマートウォッチに関するよくある質問
スマートウォッチを購入する際は、以下4つの質問をおさえておきましょう。
スマートウォッチを付けると身体に影響する?
大きな影響はありません。
ただし、スマートフォン同様に、使用しすぎると気を取られすぎてしまい、集中力の低下や睡眠障害を引き起こす可能性があります。
LINEやSNSの通知などが多くてわずらわしく感じてしまったり、過剰使用してしまったりする場合は、適度にスマートウォッチを外して距離をとりましょう。
スマートウォッチのデメリットは?
機種によってはこまめな充電が必要です。
もし外出先で充電が切れてしまうと、時計の形をしたアクセサリーと化してしまいます。
また、スマートフォンのOSバージョンによって、スマートウォッチを購入しても使用できない可能性があります。
充電を習慣づけること、OSがスマートウォッチに対応しているかをしっかりと確認することが重要です。
スマートウォッチはAndroid・iPhoneともに使える?
「Galaxy Watch5」や「Pixel Watch」など一部の機種はAndroid専用です。
また「Apple Watch」はiPhone専用となります。
Suica対応モデルはどれ?
「Apple Watch」「Pixel Watch」「Garmin」「Fitbit」「wena3」の5つが対応しています。
ただし、Apple Watch以外のスマートウォッチはSuica定期券や特急券の購入など、一部非対応があるので注意してください。
まとめ
本記事ではスマートウォッチについて解説しました。
価格帯の幅が広がり、手にする人が増えたアイテムですが、バッテリー持ちや健康管理機能にこだわると、より購入後の満足感も上がります。
以下の特徴に当てはまるスマートウォッチはおすすめしません。
- タッチ操作に非対応である
- バッテリーの持ちが短い
- 睡眠モニタリングが付いていない
上記の特徴に注意し、満足できるスマートウォッチを見つけましょう。
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