老後の生活を楽しむために、リゾートマンションを購入したいと考える人は多いでしょう。
しかし金額の大きな買い物で、どのように選べばいいか悩んでしまうものです。
素敵なリゾートマンションは多くありますが、なかには買ってはいけないリゾートマンションも存在します。
本記事では買ってはいけないリゾートマンションの特徴と、逆におすすめのリゾートマンションを、購入者の感想とともに解説します。
買ってはいけないリゾートマンションの特徴
買ってはいけないリゾートマンションには、いくつかの特徴があります。
リゾートマンションを購入する際は、以下の特徴に当てはまるものを避けましょう。
維持費が高い
維持費の高いリゾートマンションはおすすめしません。
リゾートマンションは通常のマンションと比べ、設備が充実している反面、物件の維持費が高いです。
基本的な維持費にくわえ、プールや共有スペースなどの維持にも費用がかかります。
相場よりも維持費が高いリゾートマンションは、10年以上といった長期で保有するのが大変です。
またリゾートマンションの所有には、固定資産税もかかってきます。
基本的に税率は1.4%ですが、市区町村の判断で税率を上げられます。
さらに熱海エリアでは別荘所有者に対し、別荘等所有税が課せられることにも注意が必要です。
自宅からの距離が遠い
自宅からの距離が遠いリゾートマンションも、購入をおすすめしません。
リゾートマンションは、観光地やレジャー地などで休暇を楽しむために購入する人が多いでしょう。
そのため別荘として購入するなら、ある程度自宅から遠い場所にあるのは仕方ありません。
しかし、あまりにも距離が遠いと、初めは良くても長年通い続けるのが難しくなります。
他にはリゾートマンションの周辺環境も重要です。
スーパーが遠いと買い物にも車を使わなくてはならず、何泊もするのは大変です。
適切な管理が行われていない
適切な管理が行われていないと、リゾートマンションの価値が下がってしまいます。
最終的に売却しようと考えている人や、今後何十年と利用していきたいと考えている人など、目的はさまざまでしょう。
ただ、管理がいい加減だと老朽化が進み、物件の価値も下がってしまいます。
また、経年劣化による水漏れや損壊の恐れもあります。
管理がきちんとしているかどうかは、修繕積立金の金額である程度把握できるでしょう。
修繕積立金とは、建物の修繕工事に使うために集められる金額です。
修繕積立金が低いと初めはいいですが、のちのち大規模修繕工事で大きなお金が発生してしまいます。
修繕積立金の平均額は月1万円前後のため、それよりも低い場合は注意しましょう。
買ってはいけないリゾートマンションの地域ってあるの?
買ってはいけないリゾートマンションのメーカーはあるのでしょうか。
ここでは以下3つのメーカーを口コミとともに紹介します
白浜のリゾートマンションはどう?
白浜のリゾートマンションは、海が近いため、ビーチや水辺のアクティビティが楽しめます。
夏場には多くの観光客が訪れ、利用者も多いです。
利用者が多いとサービスが充実するだけでなく、人の目が多いため防犯面でも安心できます。
マンション周辺はレストランやショップなどの施設が充実し、素敵なリゾートを楽しめるでしょう。
「日本三古湯」である白浜温泉もあるため、日々の疲れを癒やす旅行にもうってつけです。
長野のリゾートマンションはどう?
長野県はスキー場が多いため、冬場にはスキーやスノーボードなどのアクティビティが楽しめます。
山岳地帯にあるため、静かな環境が特徴で、自然に囲まれたバカンスを楽しみたい人にもおすすめです。
夏場にはハイキングやキャンプなどのアクティビティが楽しめるため、1年を通して満足できるでしょう。
一方、大きなショッピングモールや飲食店街などは少ないです。
都会の喧騒で日々を過ごしている人が、自然の癒しを求めて購入するのがいいでしょう。
千葉のリゾートマンションはどう?
千葉県は海が近いため、海水浴やシーフード料理が楽しめます。
また千葉県は都心からも近く、観光スポットやショッピングスポットにもアクセスしやすいです。
とくに自宅が都心にある人は通いやすく、リゾートマンションを十分堪能できるでしょう。
冬は避寒、夏は避暑として利用できるのも千葉のメリットです。
千葉県はスキー場や海水浴も楽しめるので、利用していない時期は貸し出すことで、家賃収入を得ることもできるでしょう。
リゾートマンションを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったリゾートマンションの失敗エピソードを紹介します。
小淵沢のリゾートマンション 3000万位
スキーやスノーボードをやっていたので以前は、よく行きましたが、両方やらなくなったので、あまり小淵沢には行かなくなりました。
湯沢中里 300~400万円
中古リゾートマンションであること。バブル時代ならまだしも、ウイズコロナの時代において、自然とスキーしかレジャーがないような地域であること。大型リゾートマンションの1湿を購入しても年1回行くか行かないかの場所でありながら、毎月の管理料を支払わなければいけないということだと、コストパフォーマンスが悪る過ぎる。さらに、いずれ修繕費がかかるようになる。大規模修繕となったら、1オーナーあたりどれだけかかるかわからない。大規模修繕自体出来ないかもしれない。転売もままならないかもしれない。新築なら数千万、それが中古で10分の1程度で購入できるとしても、リスクが多すぎる。別荘としてのリゾートマンションはバブルの負債だと思っている。
ライオンズマンション越後湯沢第2 200万円
民泊が多い。管理費の滞納をしている区分所有者が多いので修繕計画が滅茶苦茶。
新潟県苗場 50万円台
安くて、魅力的に一見見えましたが、よく調べると、管理費を払わない人とかが多く、共有部分が朽ち果ててたり、ひどいありさまであることがいろんな書き込みで学びました。
チッタナポリ
知多半島の海に面するリゾートマンションですが、建設当時は洒落たマンション群でしたが、今は老人のみが住む古びた団地です。とても魅力的な知多半島とはいえ、流行りを定着させるにはまだまだ問題がありそうです。ただ、今なら新しい企画もたくさんされている街なのでこれからに期待です!
リゾートマンションを買うなら逆にどれがいい?
ここからはおすすめのリゾートマンションとして、以下の4つを紹介します。
エリア名 | 場所 | 特徴 |
---|---|---|
房総エリア | 千葉県 | ・東京からアクセスしやすい ・温泉地が多い |
箱根エリア | 神奈川県 | ・温泉地が多い ・年中スキーが楽しめる |
熱海エリア | 静岡県 | ・東京から近い ・都市開発が進んでいる |
沖縄エリア | 沖縄 | ・沖縄独自の文化を楽しめる ・マリンアクティビティの種類が多い |
房総エリア
房総エリアは東京からのアクセスが良く、観光スポットやレジャースポットが多いです。
とくに海が近いため、海水浴を楽しみたい人におすすめのエリアです。
また温泉地も多く、温泉旅行先として選んでも間違いないでしょう。
温暖な気候で、定住先としても人気です。
リゾートマンションを購入するときは、都心との交通手段も考慮すると後悔しないでしょう。
都心に住んでいる人以外でも、房総から都心へ買い物にいくことは多いと思います。
アクセスが良くて困ることはないため、利便性を考えて物件を選びましょう。
箱根エリア
箱根エリアは温泉地が多く、リラックスするのに適しています。
また、箱根のスキー場は年間を通して運営されているため、いつでもスキーを楽しめます。
ただ注意が必要なのは、年間に数回の降雪です。
箱根エリアの別荘地は標高が高い場所に多く存在するため、凍結にも気をつけましょう。
箱根自体はショッピングモールや飲食店が充実しているわけではありません。
そのため、移動手段として車は必須になります。
熱海エリア
熱海エリアは海が近いため、海水浴や海鮮料理が楽しめます。
都心とのアクセスもすぐれ、他の別荘地より比較的利用しやすいといえるでしょう。
気候も年間を通じて温暖で、定住を考えている人にもおすすめできます。
また、新幹線なら東京駅まで約1時間ほどのため、近年はワーケーション目的で利用され始めています。
その影響により都市開発が進み、自然で癒されるよりも、都会を感じながらのんびりしたい人に向いているでしょう。
沖縄エリア
沖縄エリアは美しい海や山が特徴です。
本島では楽しめない、沖縄の料理や文化が体験でき、非日常を味わえるでしょう。
もちろん海水浴やダイビングなど、海のアクティビティが楽しめるのも、沖縄にリゾートマンションを購入するメリットです。
ただ、沖縄エリアでリゾートマンションを購入するには注意点があります。
それは「気候」と「移動手段」です。
まず亜熱帯地方の沖縄は、平均温度こそ25℃前後ですが、本島とは日光の熱さが異なります。
きちんと日焼け対策を行っていないと、全身日焼けしてしまうこともあるでしょう。
また沖縄は1家に1台ではなく、1人1台ずつ車をもつといわれているほど車社会です。
移動手段をもたない人は注意が必要です。
リゾートマンションに関するよくある質問
リゾートマンションを購入する際は、以下3つの質問をおさえておきましょう。
格安のリゾートマンションは大丈夫?
格安リゾートマンションの場合、施設や設備が悪い・維持費が高いなどのデメリットがあります。
管理会社の管理も不十分なことが多いでしょう。
価格が安く買いやすいのはメリットですが、周辺環境やアクセス、維持費など入念にリサーチをするのが重要です。
また、管理会社や管理方法も重視しましょう。
管理が行き届いていないと、長く住む場合に大きな修繕費を請求される危険があります。
リゾートマンションの維持費はどれだけかかる?
リゾートマンションの維持費は、場所やサイズ、設備などによって異なります。
一般的には、共用部分の維持費や保険料、管理費、その他の費用が含まれます。
詳細な費用については物件によって異なるため、購入時に問い合わせましょう。
リゾートマンションの購入時に必要な費用は?
リゾートマンションを購入する際に必要な費用は、以下のようなものがあります。
- 初期費用:リゾートマンションの購入価格(ローンの場合は頭金)
- 税金:不動産取得税や住宅地代税など
- 弁護士費用:契約書の作成や手続きに必要な費用
- 手数料:仲介手数料や検査費用、ローン費用など
- 購入後の初期費用:リフォーム費や家具・家電の購入費など
費用は物件によって異なるため、それぞれ購入時に確認しましょう。
まとめ
本記事では買ってはいけないリゾートマンションを解説しました。
以下の特徴に当てはまるリゾートマンションはおすすめしません。
- 維持費が高い
- 自宅からの距離が遠い
- 適切な管理が行われていない
上記の特徴に注意し、満足できるリゾートマンションを見つけましょう。
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