消耗品のため、定期的に交換の必要があるタイヤ。
安全に走行するために、評判の良い高品質な製品を使いたいですよね。
しかし、なかには「買ってはいけない」といわれるタイヤも存在します。
そこで本記事では、買ってはいけないタイヤの特徴とその理由、逆に買うべきおすすめのタイヤを紹介しています。
買って大丈夫なタイヤを見極める際の参考にしてください。
買ってはいけないタイヤの特徴
ここでは買ってはいけないタイヤの特徴とその理由をくわしく解説します。
車種に合っていない商品
タイヤを選ぶときは「車種に合っているか」を基本に考えましょう。
車種が異なると、適切なタイヤの空気圧や性能が異なります。
車には車種ごとに指定空気圧があり、その車種に合ったタイヤを選ばなければ、走行中にタイヤが破裂する危険性が高まります。
指定空気圧は、ドア枠部分のステッカーに記載されていることが多いので、タイヤを購入する前に確認しましょう。
また、タイヤにはそれぞれの車種に合わせた性能があります。
たとえばミニバンなら、安定感のある乗り心地になるよう、タイヤの外側のブロックが内側よりも大きくなっています。
TOYO TIRESのTRANPATH LuIIやYOKOHAMAのADVAN FLEVA V701などが、代表的なミニバン用のタイヤです。
違う車種のタイヤを使うと、タイヤの外側が片減りしてしまう(タイヤの内側と外側のどちらかだけがすり減ってしまう)可能性が高まります。
タイヤを購入する際は、車種に合っているかどうかを必ず確認しましょう。
ウェット性能が低い商品
タイヤは高価な上に消耗品のため、お店で一番安いものをついつい求めてしまいがちです。
しかし、いくら安くなっていても性能を妥協してはいけません。
とくに、ウエット性能(ウェットグリップ性能)が低い商品は買わないようにしましょう。
ウエット性能が低いと、路面が濡れているときにしっかりブレーキがきかず、大きな事故につながる可能性があります。
日本は雨が多い地域のため、雨が降っている日でも問題なく走れるタイヤ選びが重要です。
また長く使えるように、摩擦による経年劣化がしづらいタイヤかどうかも忘れずに確認しましょう。
純正タイヤよりも性能が低い商品
車メーカーがタイヤメーカーと協力して選んだ「純正タイヤ」より性能を落とすのもNGです。
純正タイヤは、耐久性や排水性、乗り心地などが一定のクオリティーを満たすように選ばれています。
純正タイヤよりも性能が低い商品に変えると、運転のしづらさや燃費の悪さを感じる可能性があります。
タイヤを交換するなら、純正タイヤと同じ性能もしくはそれ以上の商品を選ぶようにしましょう。
買ってはいけないタイヤのメーカーってあるの?
ここでは「買ってはいけないタイヤ」を扱っているメーカーがあるかどうかを調べていきます。
ブリヂストンはどう?
世界的に有名なタイヤメーカーのひとつであるブリヂストン。
乗用車用だけでなく、トラックや航空機用のタイヤも製造しています。
ブリヂストンのタイヤには下記の特徴があります。
- 世界トップクラスに品質が良い
- タイヤブランドが豊富にある
- 環境に配慮して製造されている
非常に高い技術力を持つブリヂストンは、業界をリードする新しいタイヤを次々と開発しています。
たとえば、空気を使わないためパンクの心配がないタイヤや、空気抵抗やタイヤの転がり抵抗などを小さくした低燃費なタイヤなどです。
また、軽自動車用やSUV用、スポーツカー用など、さまざまな車種に対応したタイヤブランドを展開しています。
どんな車に乗っているかに関係なく、ブリヂストンなら自分の車にぴったりなタイヤが見つかるはずですよ。
さらにブリヂストンは、タイヤに使う天然ゴムの原料であるパラゴムノキの保護活動や、新しい原料を使った開発にも積極的です。
環境の保護という点で社会にも貢献しています。
SNSでは「ブリヂストンのタイヤは走りやすい」という意見が多く見つかりました。
タイヤ選びに失敗したくないなら、ブリヂストンの製品から探してみましょう。
住友ゴムはどう?
住友グループのひとつである住友ゴム。
タイヤだけでなく、ゴルフやテニスなどのスポーツ用品も製造しています。
住友ゴムのタイヤには下記の特徴があります。
- 低燃費タイヤの評判が良い
- 静音性が高い
住友ゴムの「エナセーブ」というタイヤは、摩耗だけでなく偏摩耗を抑えることで、長く使えるように工夫されています。
偏摩耗とは「タイヤが部分的にひどく摩耗する現象のこと」です。
偏摩耗すると、溝が減っていない部分が多くてもタイヤを交換しなくてはいけません。
「エナセーブ」は、この偏摩耗をなるべく抑えるように作られているため、タイヤが長持ちしますよ。
また、住友ゴムには「サイレントコア」という技術があります。
特殊吸音スポンジによりノイズを抑え、荒れた路面や高速道路走行を走っているときの音を小さくしてくれます。
SNSでは「住友ゴムのタイヤはコストパフォーマンスが良い」という意見が多数見られました。
なるべく長持ちするタイヤを探している人は、住友ゴムのタイヤを検討してみましょう。
ミシュランはどう?
フランスで創業され、世界最大のタイヤメーカーのひとつであるミシュラン。
レストランやホテルなどを紹介する「ミシュランガイド」でも有名ですよね。
ミシュランのタイヤには以下の特徴があります。
- 安定性と耐久性が高い
- 環境に優しい
世界トップクラスの技術力を持つミシュランは、タイヤの安定性と耐久性に優れています。
とくに「CROSSCLIMATE 2」は天候を問わずに使えるタイヤで、雨の多い夏でも雪の多い冬でも安全に走れます。
耐久性が高いため、初期性能が長期間持続しますよ。
またミシュランは、2050年までにタイヤを100%持続可能にすることを目標に、プラスチックの再生やポリスチレンのリサイクルなどに力をいれています。
環境に配慮して車を運転したい人におすすめです。
SNSでは「ミシュランのタイヤは乗り心地が良い」と高評価でした。
快適に走れるタイヤが欲しい人は、ぜひミシュランの製品を使ってみてください。
ナンカンタイヤはどう?
スポーツタイヤやスタッドレスタイヤなど、さまざまなタイヤを取り扱っているナンカンタイヤ。
ナンカンタイヤは中国製と思っている人もいますが、正確には台湾(台北市)のメーカーです。
ナンカンタイヤには下記の特徴があります。
- 低価格の製品が多い
- アジアンタイヤの中では技術力が高い
ナンカンタイヤは1本あたり、税込5,000~10,000円で購入できる低価格な商品が多くあります。
「安い=低品質」のイメージがあるかも知れませんが、ナンカンタイヤは横浜ゴムが技術協力をしていたことがあり、技術力もすぐれています。
SNSでも「安い」「コストパフォーマンスが良い」という意見が多くありました。
できるだけ安いタイヤを買いたい人は、ナンカンタイヤを検討してみてください。
タイヤを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったタイヤの失敗エピソードを紹介します。
ヨコハマタイヤ ジオランダー CV G058
アウトドア用途の(林道を走る)ためヨコハマタイヤのジオランダーCV G058を4本購入したが、思ったよりロードタイヤのため林道では力を発揮できない。タイヤの横側面がそこまで強くないため、亀裂等が発生しやすい。ヨコハマタイヤはラインアップが多く、色々な需要に対応できるが、一方でタイヤの知識があまりないユーザーは、店員さんにしっかりアドバイスをもらうなりしないと、もったいない買い物になる。
ジーテックス
ネットで安く売ってましたが、取り付けの際、外部から持ち込んだタイヤは履き替え料が高くなってしましました。購入したばかりでしたが、車を買い替える時期が来てしまい、タイヤを外してスタッドレスタイヤを付けてで売りました。ジーテックスのタイヤ査定は0円でした。
ハンコック
北海道在住です。冬タイヤをもう4,5年ほど使用してたので買い換えたのが韓国製のタイヤ「ハンコック」でした。新品で購入してるにもかかわらず普通に運転してても今まで使っていたのと大差ないくらい滑る時点で後悔してましたが、雪の降った翌日に運転したら滑って田んぼに落ちるという人生初の事故を起こしてしまいました。運転スキルの無さが生んだ事故と思っていましたが、有名メーカーのタイヤに変えたらしっかり止まるし運転のしやすさが桁違い。ハンコック…安価でアルミホイールもかっこよかったんですが、冬タイヤは多少値を張っても有名メーカーが一番いいんだな…と教訓になりました。
NEXEN NPRIZE SH9J
失敗と感じたのは、二点。それ程安くなったのと乗り心地が悪かったから。 まず価格ですが、国産メーカーに比べると安いです。でも他のアジア産タイヤメーカーに比べると高めでした。 逆にそれが安心感に繋がって購入する気になったんですけどね。まあ値段に中身が伴わなかったという感じです。 次に乗り心地ですが、運転中弾むといいましょうか。 道路に起伏があると、それを感じやすくなりました。 その影響を強く感じたのが、マンホールの上を通過した時です。 結構振動しますし、この辺りが国産とアジア産の違いか~と感じました。 まあ値段が安いのですから、性能も悪くて当たり前ともいえます。 ただ他のアジア産メーカーより高かったので、どうせ悪いならもっと安いアジア産にしていた方が良かった。もしくはちゃんとお金を出して国産メーカーにしておいた方が良かったと失敗に感じました。
タイヤを買うなら逆にどれがいい?
ここからは、どのタイヤなら買って大丈夫かを紹介していきます。
コスパで選ぶなら台湾の「ナンカンタイヤ」
コストパフォーマンスの良さならナンカンタイヤが一番です。
スタッドレスタイヤでも1万円以下で購入できます。
「215/60R17 ESSN-1」はコンパクト、セダン、ミニバン・ワゴンに対応しています。
「雪の降る時期だけ使うから安いスタッドレスタイヤがいい」という人はぜひ購入を検討してみてください。
おすすめNO.1は高級ブランドで有名なブリヂストン「REGNO」
乗り心地や耐久性で妥協したくない人には、ブリヂストンの「REGNO」がおすすめです。
でこぼこした道路を走っても衝撃を感じにくく、音もほとんど気になりません。
クッション性が高いため、段差を乗り越えたときもソフトな乗り心地をキープできます。
さらに、耐摩耗性を考慮したトレッド形状なので耐久性も抜群です。
長く使えて優雅に運転できるタイヤが欲しい人は、ブリヂストンの「REGNO」をぜひ使ってみましょう。
スタッドレスタイヤなら北海道装着率No.01の「BLIZZAK」
安全性の高いスタッドレスタイヤが欲しいなら、ブリヂストンの「BLIZZAK」がおすすめです。
親水性の素材でコーティングした発泡ゴムにより、雪や氷の上でもブレーキがしっかり効きます。
「非対称サイド形状」により、フラつきも少なく、高い安定性がありますよ。
ブリヂストンによると、北海道と北東北主要5都市では、46.2%の一般ドライバーが「BLIZZAK」を使用しています(2021年1月~2月調査)。
冬に安心して走れるタイヤを探しているなら、ブリヂストンの「BLIZZAK」を購入しましょう。
タイヤの買い方に関するよくある質問
タイヤを買う際に抱きやすい疑問をまとめました。
タイヤを買うときのポイントは?
タイヤを買うときは以下の3点を重視しましょう。
- 車種にあっているタイヤかどうか
- ウエット性能が高い商品か
- 今使っている純正タイヤよりも性能が落ちないか
なかでも車種に合わないタイヤは事故につながるので、買わないように気を付けてください。
またタイヤの性能面では、ウエット性能が高いか、純正タイヤと同程度の性能があるかに着目しましょう。
通販でタイヤを買うときに気をつけるところは?
通販でタイヤを買うなら、タイヤの製造年月を必ずチェックしましょう。
古いと劣化している可能性があります。
基本的に2年以内のタイヤを選んでください。
業者にタイヤ交換を依頼するなら、交換業者にタイヤを直送しても大丈夫かどうかも確認しておきましょう。
自分で運搬する手間が省けますよ。
通販でタイヤを買うなら、オートバックス公式パートナーでもある「TIREHOOD(タイヤフッド)」がおすすめです。
国内・海外メーカーともに多くの取り扱いがあり、オートバックをはじめ、全国4,800店舗の提携店で交換可能です。
また、購入したタイヤ全てに半年間のパンク保証もついてきます。
アジアンタイヤの評判はどう?やばいってほんと?
アジアンタイヤを調べると「安くてやばい」という検索ワードが出てくることがあります。
SNSで調べてみても「アジアンタイヤはやばい」と認識している人が多いようです。
アジアンタイヤは価格が安い分「安全性に欠ける」といわれています。
とはいえ、2019年のタイヤメーカー売上高ランキングでは、
- 7位:韓国の「ハンコック」
- 9位:台湾マキシス/チェンシン
- 10位:中国「中策ゴム」
がランクインするなど、世界的な評価が上がってきています。
アジアンタイヤはすべてNGと判断せず、評判の良いメーカーは使ってみる価値があるかもしれません。
気になるメーカーがあれば評判を調べてみましょう。
まとめ
タイヤを選ぶときは、下記に当てはまる製品を購入してはいけません。
買ってはいけないタイヤと買ってOKなタイヤとを見極め、安全運転でドライブを楽しみましょう。
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