「見た目の8割は髪で決まる」といわれるほど、髪の美しさは第一印象を大きく左右します。
最近のドライヤーは1万円以上の価格帯が多く、1ヶ月分のお小遣いが消えると思うと失敗したくないですよね。
しかし、ドライヤーの種類が多すぎて、どれを選べばよいのか迷ってしまうでしょう。
一見よさそうに見えても、なかには買ってはいけないドライヤーが存在します。
本記事では買ってはいけないドライヤーの特徴と、逆におすすめのドライヤーを、購入者の口コミとともに解説します。
買ってはいけないドライヤーの特徴
買ってはいけないドライヤーには、いくつかの特徴があります。
ドライヤーを購入する際は、以下の特徴に当てはまるものを避けましょう。
風量が弱い
すばやく髪を乾かすには、風量の強さがポイントです。
ドライヤーの風量は「㎥/分(立方メートル/分)」の単位で表され、1.2〜1.3㎥/分くらいの製品が一般的になります。
目安として、ロングヘアや毛量が多い人は、最大風量1.4㎥/分以上のドライヤーがおすすめです。
ワット数の大きさと風量は比例しないので、風量をメインで選びましょう。
一般的なドライヤーのワット数は600〜1,200Wで、1,400W以上は主に業務用です。
ワット数が大きいほどモーター音は大きくなりがちなので、1,200Wまでのドライヤーで十分です。
ヘアセットが目的の場合、風量が強すぎるとセットがしにくくなります。
そのため、風量が調節できるタイプを選ぶとよいでしょう。
本体が重い
髪を楽に乾かしたいなら、ドライヤーの重さは重要です。
ロングヘアや毛量が多い人は、髪を乾かすのに時間がかかります。
しかし、ドライヤーの使用時間が長くなると、腕や肩に負担をかける可能性があります。
そのため、ドライヤーの重さも大切なポイントです。
疲れにくいドライヤーを選ぶなら500g以下のドライヤーがおすすめ。
ただし、軽量タイプは風量が弱い商品もあるので、購入前に風量をチェックしておきましょう。
温度調節ができない
パサつきのない髪を手に入れたいなら、ドライヤーの温度にも注意が必要です。
髪の表面に熱が当たり続けると、髪のタンパク質が変性しダメージを受けやすくなります。
痛みが気になるなら、低温調節機能付きのドライヤーを使うとよいでしょう。
低温ドライヤーは60℃前後の温風で乾かせるので、毛髪の過度な乾燥や熱の当てすぎを防いでくれます。
低温ドライヤーには、温度を自動調節するタイプや、温風と冷風が交互に出るタイプの製品もあります。
メーカーによって機能は異なるので、購入の際は詳細をチェックしましょう。
価格が安すぎる製品
安すぎるドライヤーは、必要な機能が搭載されていない可能性があります。
一般的にドライヤーの価格は、機能や性能に大きく影響します。
ドライヤーの相場は、以下のとおりです。
- 5,000円前後:基本的なドライ機能のみ
- 10,000円台:風量と温度の調節機能付き
- 20,000円以上:プロ仕様でヘアケア機能が豊富
そのため、ヘアケア機能が豊富なドライヤーを求めるなら、20,000円以上の価格帯が一般的でしょう。
これらの特徴はあくまでも目安で、製品ごとに異なる場合もあります。
ドライヤーの使用目的に応じて、予算を設定してみてください。
買ってはいけないドライヤーのメーカーってあるの?
ドライヤーに買ってはいけないメーカーがあるのか、次の9つのメーカーを口コミとともに紹介します。
Dyson(ダイソン)はどう?
サイクロン掃除機をはじめて販売したことで有名なダイソン。
掃除機だけでなく、ヘアケア家電も人気があります。
ダイソンのドライヤーの特徴は以下です。
- 風の温度が一定
- やさしい風圧
- 浮き毛が目立たない
スタイリッシュなデザインはもちろん、抜群の速乾性を発揮し、ドライの時間を短縮してくれるのが魅力です。
SNSでは「大風量なのに熱くない」という口コミが多く見られました。
ドライヤーの温度が一定に保たれているので、ペットや小さなお子さんに使用しても、火傷の心配はありません。
またダイソンはやさしい風圧なので、毛先が絡みにくく、まとまりのある質感に整えてくれます。
パサつきが気になる人や小さなお子さんがいる人におすすめ。
Panasonic(パナソニック)はどう?
創業100年以上の歴史をもつ、日本の大手家電メーカーのパナソニック。
ドライヤーは、独自のイオン技術を搭載した「ナノケア」が有名です。
パナソニックのドライヤーの特徴は以下です。
- 髪のまとまりがよい
- ヘアカラーが長持ち
- ツヤが出やすい
大風量のドライヤーと比べると速乾性は劣りますが、まとまりのよさはピカイチ。
SNSでは「髪の質感がよくなる」といった口コミが多く見られました。
ナノケアの上位モデルは、温風・冷風を交互に自動発生するモードをはじめ、スキンケアもできる5つのモードを搭載しています。
髪のまとまりを重視したい人や、スキンケアを並行したい人におすすめ。
SHARP(シャープ)はどう?
現在は、台湾のフォックスコングループの傘下となったシャープ。
シャープ独自の技術「プラズマクラスター」は、空気清浄機やドライヤーなどに使用されています。
シャープの特徴は以下です。
- プラズマクラスターを搭載
- アタッチメント付きの頭皮ケアモデル
- アプリを使ったカスタマイズ
なお、シャープのプラズマクラスターとパナソニックのナノイーの違いは以下のとおりです。
種類 | イオン | 発生条件 | 期待できる効果 |
---|---|---|---|
プラズマクラスター | マイナスイオン、プラスイオンともに発生 | 温度、湿度が決まった条件で発生 | 髪の静電気をおさえる |
ナノイー | マイナスイオンのみ発生 | 温度、湿度関係なく発生 | 髪に水分をあたえる |
潤い重視ならナノイー、静電気によるパサつきの改善にはプラズマクラスターが有効とされています。
SNSでは「サラサラになる」「軽い」といった口コミが見られました。
静電気によるパサつきをおさえたい人、頭皮ケアを一緒にしたい男性にもおすすめ。
TESCOM(テスコム)はどう?
美容家電メーカーとして国内シェアNo.1のテスコム。
プロ用ドライヤー「Nobby」シリーズが有名で、多くのヘアサロンで性能の高さに定評があります。
テスコムの特徴は以下です。
- 取り外して洗えるフィルター
- 軽くて握りやすい持ち手
- 高い耐久性
テスコムの商品は、お手入れのしやすさと耐久性の高さがダントツです。
片手で回すだけでフィルターを外せるので、簡単に水洗いができます。
価格は5千円から1万円前後の商品が多く、お手頃なのもうれしいポイント。
長時間の使用に耐えられる設計なので、一度買ったらかなり長持ちします。
SNSでは「コスパがよい」といった口コミが多く見られました。
短時間で髪を乾かしたい人、費用をおさえたい人におすすめ。
KOIZUMI(コイズミ)はどう?
商品のラインナップが充実しているコイズミ。
多くの価格帯のなかから、自分に合ったスペックの商品を選べます。
コイズミの特徴は以下です。
- 低価格の商品が充実
- 大風量のドライヤーが人気
- モードの切り替えが豊富
コスパの良さが目立ちますが、ドライヤーの性能面でも他メーカーに劣りません。
大人気のシリーズ「MONSTER」の最大風量は2.0㎥/分と、大風量で速乾性に優れています。
SNSでは「風力の強さ」「価格の安さ」への口コミが多く見られました。
ただ、風量が強い分、人によっては風音が大きく感じるかもしれません。
ロングヘアや毛量が多い人におすすめ。
ReFa(リファ)はどう?
株式会社MTGが展開する美容ブランドのリファ。
美容機器だけでなく、化粧品やフィットネス機器なども取り扱っています。
リファの特徴は以下のとおりです。
- 髪と頭皮を熱から保護するプロセンシング機能
- ヘアスタイルに合わせて乾かせる3つの専用モード
- イオンと遠赤外線を組み合わせた独自技術
最大の特徴は、髪の表面温度が60℃を超えると自動で冷風に切り替わる「プロセンシング機能」です。
プロセンシング機能により、熱によるダメージを防ぎ、髪の水分を保ちます。
SNSでは「修理の対応がよい」「最強」といった口コミがありました。
ヘアアイロンを使わなくても、髪がまとまるのはうれしいポイントです。
髪の広がりが気になる人は、リファを使ってみるとよいでしょう。
SALONIA(サロニア)はどう?
株式会社I-ne(アイエヌイー)が展開するヘアケアブランドのサロニア。
サロニアは、ドライヤーをはじめとしたヘアアイロンやブラシ、美顔器などを取り扱っています。
サロニアの特徴は以下のとおりです。
- リーズナブルな価格
- シンプルでおしゃれなデザイン
- 収納しやすいコンパクト設計
SNSでは「デザインが可愛い」「風が強い」といった声が寄せられています。
デザインの可愛さはもちろん、風量が強く、速乾性があるのも大きな魅力です。
髪を早く乾かしたい人や、シンプルな機能で十分な人におすすめです。
LUMIELINA(リュミエリーナ)はどう?
高級ドライヤー「レプロナイザー」を販売するリュミエリーナ。
レプロナイザーは、髪や頭皮によいとされる独自技術「バイオプログラミング」を取り入れています。
レプロナイザーの特徴は、以下のとおりです。
- 髪のまとまりがよい
- デザインに高級感がある
- 温度過昇防止装置を搭載している
SNSでは「髪の質感がよくなる」「早く乾く」といった口コミがありました。
価格は4万円台からと高めですが、多くの人から絶大な支持を集めています。
髪の質感をアップさせたい人は、レプロナイザーを使ってみるとよいでしょう。
ZuviHalo(ズーヴィヘイロー)はどう?
赤外線光技術で髪を乾かすズーヴィヘイロー。
ズーヴィヘイローは、低温で髪を乾かす独自技術「LightCare™」を搭載しています。
ズーヴィヘイローの特徴を以下にまとめました。
- 風量が強い
- 消費電力が少ない
- 低温で髪を乾かせる
ズーヴィヘイローの風量は2.35㎥/分と、業界トップクラスのダイソンに匹敵する風量です。
また、一般的なドライヤーの消費電力は1200W程度ですが、ズーヴィヘイローの有線モデルは680Wと省エネです。
SNSでは「動作音が静か」「デザインがスタイリッシュ」といった口コミがあります。
有線モデルとコードレスモデルの2種類があり、価格差は約1万円です。
髪と頭皮にやさしいドライヤーを探しているなら、ズーヴィヘイローがおすすめです。
ドライヤーを買って失敗したエピソード
当サイトに集まったドライヤーの失敗談を紹介します。
パナソニック イオニティヘアドライヤー
「マイナスイオンが髪の表面に付着し、サラサラな髪に導く」との宣伝に期待して購入したものの、期待外れでした。イオニティ製品のなかでも低価格だったため、効果を感じにくかったのかもしれません。髪の毛がパサついたのが残念でした。
コイズミのミニドライヤー ポケドラ
価格が2000円以下と安く、本体のサイズもコンパクトだったので購入しました。温風がかなり熱く、5分以上使うと焦げたような臭いが発生し、髪の毛も少し焦げてしまいました。そのため、一度だけ使用してすぐに処分しました。
TESCOM naturam TID295
コンパクトなボディで、風量はまずまずです。しかし、髪の毛を乾かすのに時間がかかり、運転音が大きいのが気になります。持ち運びに便利なサイズですが、日常使用には向いていないと感じました。
Zuvi Halo
コードレスで使い勝手がよいと思っていましたが、本体が重くて腕が疲れます。価格が高かったので余計に残念です。
ダイソン スーパーソニック
風量の強さと付属パーツの種類の多さが決め手で購入しましたが、本体が持ちにくかったです。しかも、付属パーツはほとんど使いませんでした。
SARONIA ドライヤー
風口が狭めで、風量も強く感じませんでした。仕上がりがゴワゴワし、髪がバサつくので私には合いませんでした。
ドライヤーを買うなら逆にどれがいい?
「これなら買ってよかった」といえる、おすすめのドライヤーを7つ紹介します。
それぞれの商品の比較は、以下の表を参考にしてください。
商品名 | メーカー | 風量 | 重さ | 温風温度 | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
スピーディーイオンドライヤー | SALONIA | 2.3㎥/分 | 約495g | 約80〜103℃ | 5,478円 |
KINUJO ヘアドライヤー | KINUJO | 2.2㎥/分 | 約363g | 約100℃ | 33,000円 |
ヘアドライヤー ナノケア | Panasonic | 1.5㎥/分 | 約595g | 約60〜125℃ | 31,680円 |
Dyson Supersonic Origin ヘアドライヤー | Dyson | 2.4〜3.0㎥/分 | 約720g | 最大100℃ | 39,900円 |
リフトドライヤー | YAMAM | 2.2㎥/分 | 約414g | 約60℃ | 55,000円 |
Zuvi Halo 光ヘアケアドライヤー | Zuvi Halo | 2.35㎥/分 | 約534g | 約44℃ | 46,200円 |
レプロナイザー 4D Plus | LUMIELINA | 該当なし (3段階の調節機能あり) | 約750g | 約98℃ | 57,200円 |
SALONIA スピーディーイオンドライヤー SL013
とにかくコスパ重視なら「SALONIA SL013」がおすすめ。
2.3㎥/分と風量が強いにもかかわらず、お値段はたったの5千円。
本体は約495gと軽く、ハンドル部分が折りたためるのでコンパクトに収納できます。
リーズナブルでよく乾くドライヤーを探しているなら、サロニアのドライヤーを選んでみましょう。
KINUJO ヘアドライヤー KH202
サロンで大人気のドライヤーをいち早く試してみたい人は「KINUJO KH202」がおすすめ。
公式サイトでは売り切れが多く、入荷待ちしないと買えないほどの人気です。
約363gと超軽量設計で、長時間使っても疲れにくいのが魅力的。
温風冷風が自動で切り替えられる3つのモード設定で、用途に合わせて使い分けができます。
唯一のデメリットは、ボタンを押している間しか冷風が出ず、指が疲れやすいところ。
しかし、デメリット以上に「髪がサラサラになる」「ツヤが出る」といった評価が多く、清潔感のあるツヤ髪を目指す人におすすめです。
Panasonic ヘアドライヤー ナノケア EH-NA0G
髪質が変わるドライヤーを探しているなら「パナソニック ナノケア EH-NA0G」がおすすめ。
温風と冷風が交互に排出される温冷リズムモードは秀逸で、髪にあてるだけでくせを伸ばして、ツヤ髪に仕上げてくれます。
優れた機能付きなのに、お値段は3万円台と他の高級ドライヤーに比べお手軽です。
ツヤ感やまとまりが欲しい人、カラーの色持ちをよくしたい人にぴったりです。
Dyson Supersonic Origin ヘアドライヤー HD08ULF
よく乾くドライヤーをお探しの人は「Dyson Supersonic Origin HD08ULF」がおすすめ。
最大風量2.4m³/分と他メーカーに比べ、ダントツの速乾性です。
さらに付属のパーツをつけると、最大風量3.0m³/分にパワーアップします。
また、ダイソンは60℃の低温モードで乾かせるので、頭皮や髪を痛めません。
熱のダメージが気になる人、汗をかきやすい人におすすめ。
YAMAN リフトドライヤーHC-20
芸能人が使っているヘアドライヤーを試してみたい人は「ヤーマン リフトドライヤーHC-20」がおすすめ。
美顔器、スカルプ機能を搭載したドライヤーで、フェイスケアと頭皮ケアを並行できるのは驚きです。
芸能人の指原莉乃さんが愛用していることでも有名で、レビュー動画はYouTubeにアップされています。
リフトドライヤーの使用感が気になる人は、ぜひチェックしてみるとよいでしょう。
頭から顔までトータルケアをしたい人におすすめ。
Zuvi Halo 光ヘアケアドライヤー HS100
髪へのダメージを抑えたいなら「Zuvi Halo 光ヘアケアドライヤー HS100」がおすすめです。
一般的なドライヤーの半分以下である平均44℃の低温で髪を乾かすため、髪の水分が蒸発するのを防ぎます。
髪や頭皮が熱くならないため、髪のダメージを抑えられます。
またお風呂あがりでも、汗ばむことなく乾かせるのもうれしいポイントです。
さらに、5段階から選べるドライモードがあり、スタイリングに応じて風量を調節できます。
ただし温風が出ないので、くせ毛の人は髪のうねりが伸びにくいかもしれません。
乾燥やダメージが気になる人は「Zuvi Halo 光ヘアケアドライヤー HS100」をぜひ使ってみてください。
レプロナイザー 4D Plus
パサつきや髪のうねりが気になる人におすすめなのは「レプロナイザー 4D Plus」。
2023年6月現在、レプロナイザーには以下の4種類があり、価格帯は約4万円から約11万円です。
商品名 | 風量 | 重さ | 温風温度 | 海外対応 | メーカー希望小売価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
3D Plus | 3段階 | 約744g | 98℃ | なし | 46,200円 |
4D Plus | 3段階 | 約750g | 98℃ | なし | 57,200円 |
7D Plus | 3段階 | 約758g | 100℃ | あり | 79,200円 |
27D Plus | 3段階 | 約795g | 100℃ | あり | 112,200円 |
レプロナイザーでは、数字が大きいほどバイオプログラミング技術のレベルが高く、美髪効果があるとされています。
バイオプログラミングの科学的根拠は明らかにされていませんが、Amazonレビューでは、5段階中4.5を獲得しています。
4種類あるなかで、価格と口コミ評価のバランスがよいのは「4D Plus」です。
「7D Plus」「27D Plus」は価格が高いので、予算に余裕があれば検討してもよいでしょう。
くせが強くてまとまらない人や、縮毛矯正をかけてパサつきやすい人におすすめです。
ドライヤーに関するよくある質問
ドライヤーに関するよくある質問ドライヤーを購入する際は、以下の3つの質問をおさえておきましょう。
- ドライヤーの寿命はどれくらい?
-
ドライヤーの寿命の目安は約5年で、時間に換算すると約130〜140時間です。
たとえば、1日に5分使った場合、4年弱で壊れる計算になります。
ただし、使用状況や製品によりドライヤーの寿命は異なりますので、あくまでも目安になります。
故障の前兆は以下のとおりです。
- ドライヤーの本体が熱くなる
- バチッといった変な音がする
- 焦げ臭い匂いがする
- 冷風しか出ない
故障の前兆を無視して使い続けると発火することもあるので、すぐに買い替えを検討しましょう。
- ドライヤーを使わないメリット・デメリットは?
-
ドライヤーを使わないメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット デメリット 熱による髪のダメージがない
電気代が節約になる髪が傷みやすい
フケ・抜け毛が増える
臭いの原因になる
雑菌が繁殖しやすいドライヤーを使わないメリットは、熱によるダメージを受けないことです。
しかし、自然乾燥もダメージの原因になります。
キューティクルは濡れたときに開く性質があるので、濡れた状態で放置すると、髪同士の摩擦で傷んでしまいます。
一方で、ドライヤーを使わないデメリットは、フケや臭い、抜け毛の原因になることです。
濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすいため、ドライヤーで乾かした方がよいでしょう。
- マイナスイオンドライヤーは効果がある?臭いは?
-
現段階では、マイナスイオンの効果は科学的に実証されていません。
実は「マイナスイオン」という化学物質は存在しません。
しかし、イオン付きドライヤーの仕上がりのよさを実感されている人は多いので、ドライヤー自体の性能が高いのは事実でしょう。
ドライヤーを選ぶときは、マイナスイオンの有無だけでなく、大風量で低温設定できるものがおすすめです。
また、ドライヤーの悪臭の原因は、主に蓄積したほこりの焦げつきによって起こります。
匂いが気になる場合は、メーカーに相談する、または買い替えを検討するのもひとつの手です。
- ドライヤーの冷風機能のメリットは?なぜ髪がサラサラになるの?
-
ドライヤーの冷風機能のメリットは、髪のキューティクルを引き締める点です。
キューティクルとは、髪の表面を覆う膜のことで、髪の内側にある水分やタンパク質が流出するのを防いでいます。
髪は熱を加えると膨張し、冷ますと収縮する性質があります。
そのため、冷風を当てると髪の表面が滑らかになり、サラサラな質感を実感しやすいでしょう。
さらにキューティクルが整うと、光を反射しやすくなり、髪にツヤが出ます。
ヘアスタイルが崩れにくい効果もあるので、髪を温風で乾かした後の仕上げとして、冷風を当ててみてください。
- 安いドライヤーと比べて高額ドライヤーは何が違うの?
-
高級ドライヤーは安いドライヤーよりも、ヘアケア機能が充実しています。
ヘアケア機能の一部は以下のとおりです。
- 温度調節
- 遠赤外線
- 風量調節
- スカルプケア
- マイナスイオン
- 温冷自動切り替え
ほかにも、カールやストレートなどのスタイリングができるアタッチメント付きのドライヤーもあります。
また、高級ドライヤーは機能だけでなく、使うときに気分が上がりやすい高級感のあるデザインも魅力です。
ただし「髪を乾かすだけで十分」と考えている人にとっては、高級ドライヤーの機能はムダになるかもしれません。
ドライヤーの機能は機種によって異なるので、好みや予算に合わせて選んでみてください。
- 美容師がおすすめするドライヤーは?
-
美容師歴10年の筆者がおすすめするドライヤーは「ReFa BEAUTECH DRYER SMART RE-AN」。
おすすめの理由は、軽くてコンパクトなのに髪がしっとりまとまる点です。
従来のコンパクトタイプのドライヤーは、ヘアケア機能が搭載されていない製品が多いです。
一方「ReFa BEAUTECH DRYER SMART RE-AN」は、頭皮や毛先に最適な温度で乾かせる「センシングプログラム」搭載で、頭皮の生乾きや毛先のパサつきを防ぎます。
リファのドライヤーはスマートとプロと呼ばれる2種類があり、それぞれの特徴を以下にまとめました。
スクロールできますドライヤーの種類 風量 重さ モード メーカー希望小売価格(税込) スマート 0.9㎥/分 約475g ・モイスト
・スカルプ38,000円 プロ 1.4㎥/分 約740g ・モイスト
・スカルプ
・ボリュームアップ43,000円 2023年6月時点 プロと比べ、スマートは風量がやや弱く、ポリュームアップモードが搭載されていません。
一方でスマートの本体の重さは475gと軽く、長時間の使用でも疲れにくいです。
私自身がスマートとプロの両方を試した結果、乾かす時間や仕上がりには大きな違いを感じませんでした。
そのため、持ちやすさを重視する人はスマート、ヘアケア機能を優先する人はプロを選ぶとよいでしょう。
まとめ
ドライヤーを購入する際は、以下に該当する製品は買ってはいけません。
- 風量が弱い
- 本体が重い
- 温度調節ができない
- 価格が安すぎる製品
髪を美しく保つためには、大風量で低温調節できるタイプをおすすめします。
風量と温度をチェックしておけば、失敗を確実に防げるでしょう。
迷ったら本記事で紹介したドライヤーのなかからお気に入りを選んで、ツヤツヤの美髪を手に入れましょう。
コメント