食器洗いの際に、洗剤選びが適切か気になるところ。
毎日使うから肌荒れにしくい洗剤を選びたい……!
でも、食器洗剤は危ないらしいよ……
食器洗剤のなかには「買ってはいけない食器洗剤がある」という声も聞こえてきます。
「どの食器洗剤なら大丈夫なの?」という方のために、買ってはいけない食器洗剤の特徴とその理由、逆に買うべきおすすめの食器洗剤を紹介します。
買ってはいけない食器洗剤の特徴とその理由
買ってはいけない食器洗剤の特徴とその理由を紹介します。
肌荒れの原因になる成分をふくむ洗剤
食器洗剤でお皿を洗っていて、肌荒れを起こした経験はありませんか。
その原因のひとつは、洗剤にふくまれる界面活性剤です。
界面活性剤はシャンプー,ボディーソープ,ハンドソープ,洗顔用洗浄剤などの皮膚洗浄剤だけでなく,食器用洗剤や衣類用洗剤などに多用され皮膚に接触する頻度が高い.皮膚洗浄剤は塵埃等による汚れや,皮膚の分解物や,剥離した角質細胞などを除去するという洗浄剤としての基本性能を持つ反面,肌荒れ,皮膚の乾燥やかゆみなどの原因になることもある.
界面活性剤によって誘発されるかゆみとケラチノサイト-ヒスタミン系の関与
界面活性剤とは?
水と油を混ぜ合わせて油の表面張力を弱め、汚れを落とす洗浄成分
食器についた油や汚れを取り除く成分であるとともに、肌荒れの原因になることもあります。
間違って飲みやすい洗剤ボトル
コンパクトな洗剤容器は、飲んでしまうことが結構あります。
カラフルで可愛いボトルに入った食器洗剤は、飲み物に間違えられることも……。
しかも誤って飲むと、嘔吐や下痢が見られるケースがあるとのことです。
誤摂取すると,1h以内に一時的な胃腸管刺激と共に悪心や嘔吐が見られ,数時間後から2日以内に下痢が現れることもある。
洗浄剤と誤飲・誤用事故 (その 3)
小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭ではとくに注意!
防腐剤の多い洗剤
一般的な食器洗剤は界面活性剤にくわえ、主に防腐剤をふくむ化学由来成分が入っていることが多いです。
- 防腐剤
- Ph調整剤
- 安定化剤
- 除菌剤 など
防腐剤の添加自体は認められているものの、人体への影響が懸念される成分であり、少ないに越したことはありません。
現在、国内では、防腐剤としてパラオキシ安息香酸エチルなど数種が認可されている。パラベンは、食品の防腐剤としても添加が認可されているが、人体への影響が懸念されるため使用制限値が設定されている。
化粧品の防腐剤低含有率化を目指した除菌材料の開発
買ってはいけない食器洗剤のメーカーってある?
買ってはいけない食器洗剤のメーカーがあるかどうか、代表的な商品とともに見ていきます。
「JOY コンパクト」で人気のP&Gはどう?
パワフルな洗浄力で有名なP&Gの台所洗剤。
同社の「DAWN(ドーン)」をはじめ、「JOY(ジョイ)」は油汚れに強いをうたい文句にしています。
なかでも人気の「JOY コンパクト」の特徴は以下のとおり。
- 少量でしっかり油汚れが落とせて経済的
- 洗いあがりがヌメらない
- 二度洗い不要で時短
- 除菌・消臭
ただし、JOY コンパクトの界面活性剤含有率は30%前後と高め。
防腐剤など添加物も多数入っています。
また「臭いが強い」という口コミが多数見受けられました。
消臭を期待していたのですが、かえって招集したいぐらい本品の香りが強いです。もう一度すすぎたくなるぐらいです、洗い物をしたのにもかかわらずこんなに残るなんて。。。
Amazonカスタマーレビュー
ジョイ好きだったのですが、これはあまりにひどい。匂いがバカみたいにきつすぎます。一回使っただけで、部屋中がこの匂い。なにが消臭ですか。逆に匂いをプラスしただけなのでは?
Amazonカスタマーレビュー
テレビコマーシャルを見てこれは!!!!!と思って購入し使用しましたがとてつもないトイレの芳香剤臭ですね…。タッパーなどに残る臭いを軽減出来るのかなーと思ってたのですが軽減どころか食べ物の残り香に芳香剤の香りが足されてどうしようもなくなりました…。 この容器に今後温かいものを入れたらこの芳香剤の香りが一緒に漂うんだろうなと。食べ物の残り香の方が100倍マシです…。芳香剤の香りが付いてしまった容器は長期間太陽光にさらして臭いが取れたらまた使おうと思います…。ファブリーズって結局強い匂いで臭いを消した気になっただけなの変わらないんですね…。
Amazonカスタマーレビュー
「キュキュット」で有名な花王はどう?
テレビCMでもおなじみの食器洗剤「キュキュット」で有名な花王。
洗い物のスピードアップができ、まな板や調理器具の除菌もできるといわれ、人気を集めています。
キュキュットの特徴をまとめました。
- 泡だけで油の塊が落ちる
- 強力なハイブリッド・ウォッシュ
- 除菌・徐臭
- まな板・ふきんの匂いや黄ばみ落としができる
界面活性剤は「キュキュット クリア除菌シリーズ」も34%。
ただし、特売されていることも多く、コスパは高いといえます。
オーストラリア発「マーチソン・ヒューム」はどう?
オーストラリア発のハウスクリーニングブランド、マーチソン・ヒューム。
元ファッションエディターがデザインした洗剤ボトルは、食器洗剤とは思えないほどおしゃれです。
マーチソン・ヒュームの食器洗剤の特徴をまとめました。
- 自然由来の保湿成分配合
- 環境にやさしい
- 合成香料不使用
- 天然精油入りでリラックス
界面活性剤含有率は14%であるため、お肌が弱い人も負担なく使えるでしょう。
また、おしゃれな洗剤ボトルで、キッチンインテリアを盛りあげるならコレで決まり。
やさしい洗浄力なのでふだんの食器洗剤として使い、油汚れがひどいときは洗浄力の強い洗剤と併用するのが良いでしょう。
ドイツ発「フロッシュ」はどう?
環境保護先進国ドイツ発のトータルハウスケアブランド、フロッシュ(Frosch)。
フロッシュの食器洗剤は、ノンアルコールで手にやさしく、植物由来成分配合で環境にも配慮しています。
日本では旭化成が取り扱う、フロッシュの特徴をまとめました。
- ノンアルコール
- パーム油、菜種油など植物由来成分配合
- 界面活性剤9%
- リサイクルPET使用でエコ・フレンドリー
フロッシュを製造の独ヴェルナー&メルツ社は、ヨーロッパではISO14001など環境管理認証を受けた名門企業。
ただ、エコな反面、洗いあがりに関してはイマイチという口コミがありました。
肝心の洗いあがりですが・・・・うーん、泡立ちを期待してはいけないと知っていたのでそこはいいとして、だいぶ使わないと気持ちよく油汚れは落ちないという印象。安くないのでこれはかなり消費量が高く長く使うには向かないなと思いました。
Amazonカスタマーレビュー
一方で高評価もあり、他の洗剤と使い分けるのがよさそうです。
CMで盛んに目にするようなジ○イやキュ○ュット等と比べると、泡立ちや油汚れの洗浄力は物足りないかな、という感触を受けました。 本品はそういった食器用洗剤としての洗浄力を求めるというよりは、手荒れが気になる方、環境汚染が気になる方に向けての商品です。 ただ、劣るといったものの通常の使用で特段問題はなく、十分に食器用洗剤として満足できました。
Amazonカスタマーレビュー
食器洗剤を買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まった食器洗剤の失敗エピソードを紹介します。
花王 キュキュット泡スプレー
泡スプレーに期待していましたが.あまり洗浄力が高くなく沢山使わないと汚れが落ちにくくて1ヶ月くらいしか持たなかった為。グラスなど細めのものには泡がいいのかもしれませんが、スプレーして放置して流す系は結局こすらないとぬめりが気になるので買わなくなりました。
P&G 除菌ができるジョイコンパクト 緑茶の香り
少量で泡立つジョイコンパクトシリーズを愛用していたため、緑茶の香りというところにひかれて見つけたこちらを選んでみました。 汚れ落ちなどはいつもどおり優れたジョイコンパクトでしたが、香りがひどい。爽やかな緑茶の香りというより化学薬品のようなにおいがします。 緑茶はほんのり香るイメージですが、においもどぎつく台所に染み付きそうで、頭が痛くなってきます。
マーチソンヒューム ディッシュウォッシング リキッド
見た目がおしゃれなボトルで、インテリアに馴染みそうな洗剤です。植物由来で肌に優しく、小さな子供がいても安心との事で購入しましたが、優しすぎて泡立ちが全く物足りませんでした。洗っているとすぐに泡がなくなっていきます。何度も付け足す必要があった為、480mlのボトルがすぐに空になってしまいました。値段もそこそこしたので、おしゃれな洗剤ボトルを買っただけという結果になってしまい、とても残念でした。
P&G ドーン
我が家は共働き夫婦で、私は食器洗い担当です。でも、食器洗いが苦手です。自分ではしっかりと洗っているつもりでも、「汚れが全く落ちていない」と妻からいつもダメ出しされます。そこで、汚れが1発で落ちそうなアメリカ発の洗剤を購入。早速、使ってみると、汚れ落ちは抜群。しかし、私の手はおもいっきり肌荒れてしまいました。食器洗いの時短を選ぶか?肌の健康を選択するか?今、悩み中です。
食器洗剤を買うなら逆にどれがいい?
「これなら買っても大丈夫」といえる、おすすめの食器洗剤を4つ紹介します。
P&G「JOY モイストケア」
「JOY モイストケア」は、界面活性剤配合率が29%と絶妙なところにおさまっています。
また、防腐剤もふくんでいません。
JOY コンパクトで見受けられたデメリットを見事に解消しています。
カモミールオアシスの香りでリラックス!
SARAYA 「ヤシノミ洗剤」
「ヤシノミ洗剤」は、1971年の発売から変わらない品質で愛用者が多い一品。
学校や団体でも定期購入されている人気商品!
特徴は、香料・着色料無添加、石油系の合成界面活性剤不使用という点。
環境にやさしいのに、泡立ちと洗浄力も問題のない洗剤です。
食器だけでなく野菜や果物も洗えるので、キッチンに置いておけばなにかと重宝しますよ。
ミヨシ「無添加食器洗いせっけん」
「無添加食器洗いせっけん」は、なたね油やパーム核油など天然素材から作られた純石けんなので、お肌が荒れる人にもおすすめです。
しかも香料や着色料、防腐剤など全て無添加。
弱アルカリ性で、べたつく汚れにもすっきりきれいな洗いあがりを実現します。
手洗い派はミヨシで決まり!
パックス「食器洗い 200番」
「食器洗い 200番」は、石鹸を製造する太陽油脂社の無添加台所用せっけんです。
パーム油と純石鹸素材で、強力な食器洗剤に引けを取らない洗いあがりが特徴。
泡立ちと泡切れがいいのに、環境にとてもフレンドリー。
値段も安いのでまとめ買いしやすいですよ。
シャボン玉液もつくれちゃう!
食器洗剤の買い方に関するよくある質問
食器洗剤の買い方についてよくある質問を集めてみました。
敏感肌にはどんな食器洗剤を買えばいい?
肌が荒れやすい人は、界面活性剤の値が低い食器洗剤を選ぶと安心です。
- 10~20%:自然由来成分の食器洗剤に多い
- 20〜30%:通常の食器洗剤
- 30〜40%:洗浄力が高く除菌もできる食器洗剤に多い
洗剤ボトルの成分表示欄で確認してみましょう。
また、無添加・アルコールフリーの洗剤が肌にやさしいのでおすすめです。
間違って飲みにくい食器洗剤を選ぶには?
ペットボトルのように口が大きい容器の洗剤は避けたほうがいいでしょう。
キャップタイプの詰め替え洗剤ボトルにも多いです。
お子さんや高齢者の場合、よく見ないまま洗剤容器をペットボトル飲料と勘違いすることも……。
子どもの手が届かない場所に置くことも大事!
食器洗剤を切らさずに買う方法は?
食器洗剤は毎日使うからこそ、うっかり切らさないように購入しましょう。
いつも同じ洗剤を買う人は、通販の定期購入が便利です。
例えばAmazon定期オトク便の場合、定期的に自宅に食器洗剤が配送されて便利なのに割引率はアップ。
まとめ買いをして重い洗剤を持ち運ぶ必要はありません。
まとめ:食器洗剤は食生活に合わせて選ぼう
食器洗剤を選ぶときは、食生活や使い方に気をつけることが大切です。
- 肌荒れしやすい成分をふくむ洗剤
- 間違って飲みやすいボトルに入っている洗剤
- 防腐剤の多い洗剤
買ってはいけない食器洗剤と買ってOKな食器洗剤のポイントを見極め、自分にピッタリの洗剤を選びましょう。
コメント