組み立てている最中から完成した後までワクワクが続くガンプラ。
ただ、ガンプラにはたくさんのシリーズがあり、どれを買えばいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。
どのガンプラも素敵ですが、なかには買ってはいけないガンプラも存在します。
そこで本記事では、買ってはいけないガンプラや逆におすすめのガンプラを、実際に購入したユーザーの感想とともに紹介します。
買ってはいけないガンプラの特徴
買ってはいけないガンプラには、いくつかの特徴があります。
ガンプラを購入する際は、以下の特徴に当てはまるものを避けましょう。
転売されている
転売されているガンプラは定価よりも価格が高く、買ってはいけません。
ガンプラは転売が多いことで有名です。
そのため、定価との差を見極める力が必要になってきます。
何も知識がない状態だと、定価の2〜3倍になっていても気がつけません。
Amazonや楽天、公式サイト以外で購入する場合は、定価を調べてから購入するのがいいでしょう。
ただ、全てのガンプラが転売されているわけではありません。
定価ときちんと見比べて購入すれば、安全に買い物が楽しめるでしょう。
大きすぎる
完成品が大きすぎるガンプラは、飾るのが大変です。
作ったはいいけれど、完成品が思ったよりも大きいと、置き場所に困ってしまうでしょう。
ガンプラは、HGやRGなどシリーズごとにある程度大きさは決まっています。
しかし、機体によっては、他のガンプラより大きいこともあります。
「完成したらどのくらいの大きさなのか」や「置き場所はあるか」などを、購入前に調べておきましょう。
偽物で見栄えが悪い
海外で作成されたコピー商品を、本物のようなキットとして販売しているケースもあります。
「本体の塗装が原作と違う」「顔パーツが雑に作られている」など、作りが甘いことが多いため、購入はおすすめしません。
作りが甘いと見栄えが悪く、完成後の満足度は下がってしまいます。
また、関節の可動域が狭い製品も、好きなポーズが取れずに見栄えが悪くなってしまうでしょう。
安い商品だと、日本製でも作りの甘いガンプラは存在します。
購入前に口コミを確認するなどして、完成後も満足度の高いガンプラを購入しましょう。
買ってはいけないガンプラのシリーズってあるの?
買ってはいけないガンプラのシリーズはあるのでしょうか。
ここでは以下4つのシリーズを口コミとともに紹介します。
HG(ハイグレード)のガンプラはどう?
ガンプラはシリーズごとに、実際の何分の1か大きさがある程度決まっています。
HGシリーズは1/144スケールで、実物と比べて144分の1の大きさになります。
約125mmほどのスタンダードなサイズ感は、ガンプラと聞いて多くの人が思い浮かべる大きさでしょう。
元から塗装が済んでいる多色成形のため、完成後に塗装する必要がありません。
また、接着剤なしで接合できるスナップフィットを採用しているため、ガンプラキットのみで組み立てられます。
上級者の中には、すでに塗装済みのHGシリーズをさらに塗装する人もいます。
ただ写真で見る場合、実物と違う場合もあるので注意しておきましょう。
RG(リアルグレード)のガンプラはどう?
RGはHGと同じく1/144スケールですが、よりパーツ数が多くなり、可動域も広がっています。
名前のとおり、HGシリーズよりも、さらにリアルに近づいたガンプラだといえるでしょう。
HGシリーズのパーツ数では満足できなくなった人、よりリアルな機体を飾りたい人におすすめです。
RGシリーズは、塗装しなくても格好良く組み立てられる機体が多いです。
MG(マスターグレード)のガンプラはどう?
MGはRGより一気にグレードが上がり、より満足度を上げてくれます。
大きさも1/100スケール(約180mm)と、飾ったときの存在感も高まっています。
ガンプラの中ではミドルクラスで、特徴は以下のとおりです。
- 自由自在な可動ギミック
- 精巧に作られたパーツ
- パーツごとの細かな色分け
完成度が高くコスパも良いため、ガンプラ愛好者からの人気も高いシリーズになっています。
写真の撮り方も上手ですが、より精巧な作りになっているのがよくわかります。
PG(パーフェクトグレード)のガンプラはどう?
ガンプラの中でもっともグレードの高いPGシリーズ。
1/60スケール(約300mm)で、なんと内部にLEDが内蔵されている機体もあります。
MG以下のグレードとは一線を画し、内部構造から外観まで一切の妥協なく作り込まれています。
ただ多くのPGは1万円を超えたり、1,000以上のパーツがあったりと、初心者には向きません。
機体が大きいので、きちんとした置き場所を作る必要があるでしょう。
ガンプラを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったガンプラの失敗エピソードを紹介します。
HGUC 1/144「RX-78GP03 ガンダムGP03 デンドロビウム」
スケールがでかすぎる。1/144なのに30,000円もするのは高すぎる。組み立てるのにパーツが多いよう感じにも見えるし、GP03が小さい。置き場(飾る場所)にも余裕がない。見た目はかっこいいけど、箱から出してまで組み立てるより、箱の状態で置いときたい。これ以上積みプラすると妻に怒られる。
メガサイズモデル 1/48「RX-78-2 ガンダム」
ガンダムが大きいので置き場所に困ります。パーツを組み立てる時に少しずれてしまうのは残念です。作るのに3時間位かかりました。
旧キット 1/144「ガブスレイ」
あまりにも設定が似ておらず買って後悔することが間違いないからです。MA形態へ変形することもできませんし、可動範囲も狭いのでポーズをつけることもできません。見栄えのあるものにするにはかなりの技術が必要になるため、買わないのが無難です。HGUCならばかなり出来が良いのでお勧めです。
HG 1/144「フリーダムガンダム」
発売当時からデザインがアニメにも設定画にも似ておらず、改修がかなり大変なため。また、現在ではリメイク版もあるため
MG 1/110「サザビー」
発売されたのが古く、逆襲のシャアに出てくる機体はできが悪く特にサザビーがひどいです。MGでも最近のはよいですが、全体の見た目のみで稼働率も少なくパーツも外れやすいです。機体の大きさもあり場所を取るのと、出来に対し価格が高めです。
ガンプラを買うなら逆にどれがいい?
ここからはおすすめのガンプラとして、以下4つの商品を紹介します。
商品名 | シリーズ | スケール | 販売価格 | サイズ(高さ x 幅 x 奥行き) |
---|---|---|---|---|
ジオング | RG | 1/144 | 7,170円 | 38.1 x 14.53 x 10.54cm |
ガンダムF91 Ver.2.0 | MG | 1/100 | 6,187円 | 15.2 x 5.1 x 5.1 cm |
百式Ver.2.0 | MG | 1/100 | 9,798円 | 18.5 x 12.7 x 7.6cm |
RX-78-2 ガンダム | HGUC | 1/144 | 1,800円 | 31.0 x 19.3 x 8.4cm |
RG 1/144「ジオング」
ガンダム好きなら誰もが知っている、ジオン公国軍の最終兵器「ジオング」です。
主人公「アムロ・レイ」のライバル「シャア・アズナブル」が乗り込む機体です。
両足を装備した「パーフェクトジオング」も人気ですが、こちらは作中に登場した両足のないモデルになっています。
購入者からは「細かい部分の再現度が高い」との声がありました。
女性 / 非記載
細かい部分の再現度の高さやポージングが可能なおかげで、劇中の印象的なシーンを再現して満足できるのがいいと思いました。こだわりを感じさせるパーツの数々が、買って良かったと思えます。数あるガンプラの中でも満足度が高いです。
RGシリーズなので塗装もきれいに施され、初心者でも見栄え良く飾れるでしょう。
MG 1/100「ガンダムF91 Ver.2.0」
「機動戦士ガンダムF91」は、機動戦士ガンダムの映画化10周年を記念して制作された、劇場版オリジナル作品です。
- 腹部ダクト部分の多層構造
- 連動ギミックが搭載された脚部スラスター
- フェイスオープンギミックを搭載した頭部
上記のように、さすがMGシリーズというべき精巧な作りが施されています。
購入者からは「とにかく再現度が高い」との声がありました。
男性 / 40代前半
とにかく再現度が高くリアリティも素晴らしいです。見ているだけで臨場感あふれるような気持ちになれるのでとても気に入っています。また別売のパーツも多いですし、別売のパーツを組み合わせることでさらにリアリティが増すので買って良かったです。
塗装済みモデルなので、初心者でも見栄え良く組み立てられます。
MG 1/100「百式Ver.2.0」
「百式」は、機動戦士Ζガンダムでシャア・アズナブルが搭乗した機体です。
金色のパーツが全身に使われているため、とても見栄えがいいガンプラです。
可動域が広く作られていて、より人体に近い動きが可能になっています。
購入者からは「ゴールドメッキの見栄えがいい」との声がありました。
男性 / 40代前半
もともと百式というモビルスーツ自体が好きでした。盾なしで軽装、さらに全身金色で目立ちやすく、エースしか乗れないような力量の問われる扱いづらさがたまりません。作り上げたところ、ゴールドメッキが本当に映えました。高級感があり、定期的に磨いてあげて、大事なインテリアの1つとなっています。
1万円を超え、初心者ではなかなか手を出しにくいのがデメリットです。
HGUC 1/144「RX-78-2 ガンダム」
HGシリーズの中でも、1999年にガンダム20周年を記念して作られたのが「ガンダムHGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)」です。
HGUCシリーズは「宇宙世紀(ユニバーセンチュリー)」を年号にしている作品のみ扱われているのが特徴。
「宇宙世紀」とは、ガンダムシリーズの中に出てくる架空の年号のことです。
細かいパーツやLEDで魅せるのではなく、シンプルながらも作りの良さが光るガンプラです。
パーツの形や組み立てやすさからも、バンダイの技術を感じられます。
購入者からは「初心者にも作りやすい」との声がありました。
男性 / 非記載
初心者にも作りやすく、バンダイの技術を結集しているのがよくわかるキット。武器、シールド、サーベルと構成もまとまっており、改造に着手するという幅も見せてくれる。比較的他のプラモデルに比べれば手に入りやすく、なんらかのコラボも生まれやすいので持っていて違いを実感しやすい。
これから始めてみたい人におすすめのガンプラです。
ガンプラに関するよくある質問
ガンプラを購入する際は、以下3つの質問をおさえておきましょう。
Amazonのガンプラは定価じゃないんですか?
Amazonで売られているガンプラは「転売だ」「定価より高い」などといわれることが多いです。
たしかにAmazonには定価以上で売られているガンプラもありますが、それはAmazonマーケットプレイスの場合です。
Amazonマーケットプレイスとは、Amazon以外の出品者が販売する商品の売り場を意味します。
Amazonマーケットプレイスでは、価格が出品者によって決定されるため、定価より高く販売されることがあります。
ただ、Amazonにはバンダイが出品しているお店もあり、出品元がバンダイであれば定価で購入可能です。
Amazonの場合、セールを多く行っているので、むしろ定価より安く買えることもあるでしょう。
出品元がバンダイであればガンプラの種類も豊富なので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
ガンプラ「MG」でおすすめの安い機体はどれですか?
MGシリーズでおすすめの安い機体は「MG 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 MS-07B-3 グフカスタム 1/100スケール 色分け済みプラモデル」です。
初代ガンダムが好きな人だけでなく、多くのガンプラファンから人気が高いグフのガンプラです。
5,000円代で購入でき、1/100スケールの迫力を感じられます。
高さ650mmとかなり高く、満足のできる機体になるでしょう。
ガンプラ「PG」のおすすめはありますか?
PGシリーズのおすすめは「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」です。
PGシリーズは多くの名作が生まれていますが、やはりガンダムを作らずしてガンプラ好きは語れません。
ガンプラでありながら1,600mmの2.36kgの巨大さです。
さらにボタン電池を使用した発光再現は、PGシリーズでしか感じられない完成度です。
まとめ
本記事はガンプラについて解説しました。
シリーズにこだわることで、よりガンプラ作りを楽しめます。
しかし、以下の特徴に当てはまるガンプラはおすすめしません。
- 転売されている
- 大きすぎる
- 偽物で見栄えが悪い
上記の特徴に注意し、満足できるガンプラを見つけましょう。
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