投資目的や、購入資金を抑えるために中古マンションの購入を検討する人もいるでしょう。
しかし中古マンションは、なにを基準に選べばいいか悩んでしまうものです。
どれも問題なさそうですが、なかには買ってはいけない中古マンションも存在します。
本記事では買ってはいけない中古マンションの特徴と、逆におすすめの中古マンションを、購入者の感想とともに解説します。
買ってはいけない中古マンションの特徴
買ってはいけない中古マンションには、いくつかの特徴があります。
中古マンションを購入する際は、以下の特徴に当てはまるものを避けましょう。
利便性が悪い
中古マンションを購入する際には、利便性を考慮することが非常に重要です。
たとえば、立地が悪いマンションだと、日々の生活に支障をきたすことがあります。
最寄り駅に各駅停車以外の列車が停まらない場合、通勤や外出が非常に不便です。
またエレベーターの数も重要で、エレベーターが1基しかない場合、混雑や時間のロスにストレスを感じることもあるでしょう。
さらにメゾネットタイプのマンションでは、家事の動線が複雑になったり、家具の搬入・模様替えが大変になったりします。
以上のように、立地や設備に問題がある中古マンションは生活に不便を感じるため、避けたほうがいいでしょう。
資産価値が下がりやすい
中古マンションを購入する場合は、資産価値にも注意が必要です。
とくに、建物の欠陥や旧耐震基準による強度不足などの問題がある場合は、将来的に修繕費用が膨大になる可能性があります。
修繕積立金が不十分な場合や大規模修繕が必要とされる場合には、予期せぬ費用が発生することも考えられます。
また定期借地権付きの物件は、土地の賃貸契約が切れた場合に建物の取り壊しが義務付けられているため、資産価値が下がりやすいです。
これらの点に注意して購入物件を選ぶことが重要です。
住人のマナーが悪い
住人のマナーが悪いマンションを買うと、住環境が悪くなり、ストレスが増える可能性もあります。
たとえば、以下のようなポイントから住人のマナーをチェックできます。
- 騒音
- タバコの煙
- ゴミの不法投棄
- 共用部の汚れ
これらの問題は、住人同士のトラブルを引き起こす可能性があり、心落ち着いた日々を過ごすことは難しいでしょう。
また住民のマナーが悪いと、物件の資産価値にも悪影響があり、売却時に買い手が見つかりにくくなります。
そのため、住人のマナーは事前に調べることが大切です。
インターネット上の口コミだけではなく、物件を見学する際に周辺環境や住人の雰囲気にも注意を払いましょう。
買ってはいけない中古マンションのメーカーってあるの?
買ってはいけない中古マンションのメーカーはあるのでしょうか。
ここでは以下3つのメーカーを口コミとともに紹介します。
住友不動産の中古マンションはどう?
住友不動産は、創業70年以上の歴史をもつ、信頼できる企業です。
地震に強い構造や断熱性に優れた住宅を提供し、購入後何年経っても安心な家造りを徹底しています。
また購入後のアフターサポートも充実し、引越し後の修繕費用や電気・水回りのトラブルに即座に対応してくれます。
修繕費用も一定額までは住友不動産が負担してくれるため、安心して住み続けられるサービスです。
高品質な住宅の提供や、アフターサポートが充実していて、中古マンションの購入でも安心できます。
三井不動産の中古マンションはどう?
三井不動産は、豊富な不動産開発・運営経験をもつ大手企業です。
土地開発から賃貸・分譲・管理まで一貫した業務を手がけ、街づくりにも強みを持っています。
三井不動産は「マンション分譲」に強みを持っていることが特徴です。
「Park Court」や「Park Homes」など、さまざまなシリーズの分譲マンションを展開しています。
また、定期借地権付きマンションの開発や大規模修繕の活用など、他社にはない独自のビジネスモデルを確立しています。
野村不動産の中古マンションはどう?
野村不動産は、不動産開発・仲介など幅広い事業を展開する、日本を代表する不動産デベロッパーです。
野村不動産の主要な事業は、住宅やマンションなどの不動産開発です。
都市部での再開発プロジェクトにも力を入れ、多くの人々が利用する商業施設やオフィスビルなども手掛けています。
野村不動産の強みは、高いブランド力と開発力です。
「あしたを、つなぐ」という理念のもと、物件の品質向上だけでなく、人や街を意識したものづくりを行っています。
中古マンションを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まった中古マンションの失敗エピソードを紹介します。
東急リバブル
まずとにかくこちらの要望に合っていない物件含めてひたすら紹介されるため、かなりの時間を費やすことになった。 アテンドされた営業の方も周辺地域の知識もうろ覚えのようで正確さに欠けることもしばしばあり、参考となるアドバイスをもらうこともできなかった。 結局その上長へ相談して新しい担当者をアサインして頂いたが、あまり変わり映えもなく、他社に相談して購入となった。 やはり周辺地域の理解やこちらの潜在的なニーズを汲み取っていただける営業さんでないと、信頼して購入とすることはできないと痛感しました。
住友林業
まず、中古マンションを購入した次の年にすぐ辞めてしまわれたこと。中途半端な気持ちで仕事をされていたのかなと感じました。契約に至るまでも契約書に不備があったりと不安な点がありました。また、住み始めてから3年目に専有部分で水漏れが見つかりましたが、すこーしずつ染みて出るような水漏れで、とても3年でこんなに床下の空間が海のように水浸しになるとは考えられず、購入する前から水漏れしていたのではと疑わしかったです。案の定、工事費は全て管理会社持ちになりました。不審点だらけなのでまた住み替えする際は、住友林業は使いたくないです。
エイブル
高い買い物なので色々質問したのですが、見るからに不機嫌になり、お客のこっちが気をつかってました。もう利用しません
レオパレス
とにかく所有物件の壁が薄い。隣の生活音が丸聞こえでストレスが溜まる。
グローバルコミュニティ
過去にグローバルコミュニティの会社が管理しているマンションに住んでいましたが、隣人トラブルが私以外でも多く管理ができていないと思いました。購入するなら管理の出来る安心出来る会社がいいと思いました。
長谷工
中古として売り出しの際、内覧に来るのはいいが、マンション前で待ち合わせして、内覧されてその場で解散されると、買う気あるのかないのかいまいち。内覧後に事務所きて、話をするなら営業として安心です。
株式会社大京
大京が手掛けているライオンズマンションを中古で購入しましたが、水回り設備・壁紙など取り換えることなく販売をしていたからです。売値が少し安いので新婚時に購入しましたが、リノベーション代だけで200万円以上も掛かってしまい、結局予算オーバーになる始末でした。
中古マンションを買うなら逆にどれがいい?
ここからはおすすめの中古マンションとして、以下の4つを紹介します。
メーカー名 | 取扱物件数 | 中古マンション価格帯 |
---|---|---|
住友不動産 | 約40,000件 | 4,000万〜1億円 |
三井不動産 | 約45,000件 | 3,000万〜8,000万円 |
野村不動産 | 約5,000件 | 5,000万〜1億円 |
三菱地所レジデンス | 不明 | 3,000万〜1億円 |
住友不動産
住友不動産は、首都圏を中心に多くの物件を取り扱っています。
住友不動産が手がける物件は、建物の品質が高いのが特徴です。
また建物のデザインにもこだわっており、モダンで洗練された印象の物件が多いです。
住友不動産はアフターサービスにも力を入れていて、引き渡し後の修繕・修理費を負担してくれます。
他にもトラブルに時には一次対応を行ってくれて、業者を探す手間もありません。
三井不動産
三井不動産には、中古物件を検索できる専門サイト「三井のリハウス」があります。
三井のリハウスでは、希望条件に合わせて地域ごとの中古マンションを手軽に検索できます。
「エリア」「沿線・駅」「地図」「通勤通学」「テーマ」などの豊富な探し方から、希望に合った物件を見つけられるでしょう。
おすすめポイントも詳しく記載され、中古マンション選びには最適な検索サイトです。
野村不動産
野村不動産にも、三井不動産と同じく中古マンションを検索できるサイト「野村不動産の中古マンションカタログ」があります。
また「認定保証中古制度」といって、中古マンション入居前の点検や修理、入居後の長期メンテナンスを行うサービスもあります。
「プラウドマスター」と呼ばれる、野村不動産の物件に精通したスタッフに相談できるのもメリットです。
- 中古マンションの豊富な写真
- 新築時にしか聞けない情報
- 分譲当時のパンフレット
上記を取り揃え、野村不動産にしかできないサービスが充実しています。
三菱地所レジデンス
三菱地所レジデンスが分譲した中古マンションは、高品質な建物や設備が整っているのが特徴です。
また三菱地所レジデンスのマンションは、多くが好立地に建てられているため、眺めを重視したい人にはおすすめです。
さらに、三菱地所レジデンスが提供する会員サービス「レジデンスクラブ」に加入することで、160ものサービスや優待特典を利用できます。
たとえばコンシェルジュサービスや施設の優先利用など、快適な住まいと暮らしをサポートするサービスが充実しています。
中古マンションに関するよくある質問
中古マンションを購入する際は、以下3つの質問をおさえておきましょう。
- 大規模マンションは買ってはいけない?
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大規模マンションを購入する場合、以下のようなリスクに注意が必要です。
- 管理費や修繕積立金が高くなる
- 資産価値が下がりやすい
- 建物管理のトラブルが発生しやすい
どれも可能性がある程度ですが、きちんと物件を確認しないと起こりうるリスクです。
とくに大規模マンションは管理費、修繕費が高くなりがちなので、購入前には必ず確認しておきましょう。
管理費や修繕費は購入後もかかる費用なので、維持費が高くなってしまいます。
- マンションを買ってはいけないエリアはある?
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一般的にマンションを購入する際には、以下のようなエリアにある物件を購入するのはおすすめしません。
- 犯罪率が高い
- 自然災害が多い
- 騒音や振動が多い
- 交通アクセスが悪い
物件を購入するときは、物件の状態ばかりに目がいってしまいます。
しかし、周辺地域の情報もしっかり調査することで、理想的な中古マンションを見つけられるでしょう。
- マンションを買ってはいけない時期は?
-
マンションを買ってはいけない時期は、主に以下です。
- 不景気
- 金利が高い
- 需要が高騰している
とくに需要が高騰しているときは、物件費用が高くなり、将来売却するときにも大きな損となってしまいます。
不動産は購入した瞬間から価値が下がるため、なるべく金利や価格が下がっている状態で購入しましょう。
まとめ
本記事では買ってはいけない中古マンションを解説しました。
以下の特徴に当てはまる中古マンションはおすすめしません。
- 利便性が悪い
- 資産価値が下がりやすい
- 住人のマナーが悪い
上記の特徴に注意し、満足できる中古マンションを見つけましょう。
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