高画質でテレビ番組や映画を視聴できる4Kテレビ。
「4Kテレビ = 高品質・高性能」というイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、なかには「買ってはいけない」といわれる製品もあります。
本記事では「どの4Kテレビなら買って大丈夫?」という人のために、買ってはいけない4Kテレビの特徴とその理由を解説します。
逆に買うべきおすすめの4Kテレビも紹介しているので、これから買う人はぜひ参考にしてください。
なお、買ってはいけないテレビメーカーは、こちらの記事で特集しているので参考ください。

買ってはいけない4Kテレビの特徴
ここでは、買ってはいけない4Kテレビの特徴とその理由を説明します。
置く場所に困るサイズの製品

4Kテレビを購入するときは、テレビ本体のサイズを確かめずに買ってはいけません。
「大きな4Kテレビを買って高画質で大画面を楽しみたい」という人もいるでしょう。
しかし、テレビは大きければいいというわけではありません。
適切なテレビのサイズは各家庭で異なります。
観やすいテレビかどうかは、部屋全体の広さやテレビまでの距離感(視聴距離)が関係しています。
具体的には、4Kテレビの視聴距離(cm)の目安は「画面の高さ(cm)x 1.5」が適切な数値です。
大画面にこだわって一番大きな4Kテレビを買うと、置く場所や圧迫感に悩む可能性があります。
部屋の広さと視聴距離を考慮し、最適なサイズの4Kテレビを選びましょう。
https://www.nojima.co.jp/support/koneta/44195/
メーカーの保証期間が短い製品

ハイビジョンやフルハイビジョンより高画質な4Kテレビは、テレビの中でも高価な製品です。
高い買い物なので、保証期間ができるだけ長い製品を選びましょう。
保証期間が終了すると、画面の破損や音割れ、リモコンの不具合などがあったときに修理代がかかります。
最近のテレビには多数の機能がつき、リモコンにも「放送切替」や「番組情報」などさまざまなボタンがあります。
テレビの購入直後は使わなくても、操作に慣れてから初めて試してみる機能などがあるはずです。
異常に気付いて修理に出したくても、保証期間からすでに外れていては意味がないですよね。
メーカーや販売店によって保証期間が異なるので、製品ごとに保証期間の長さをよく確認しましょう。
必要な機能がついていない製品

使用目的にあった機能がついていない4Kテレビは避けましょう。
テレビには以下のようにさまざまな機能がついています。
倍速駆動 | 残像感が軽減されて動きの速い映像も見やすい |
HDR対応 | 従来よりも表現できる明るさの範囲が広く高画質 |
インターネット接続 | インターネット検索がテレビでできる |
自動録画機能 | 複数のチャンネルの番組をすべて自動で録画する |
たとえば、スポーツやゲームを楽しむ人には、残像感を軽減する倍速駆動搭載がおすすめです。
また、YouTubeやNetflixなどの配信サービスをテレビ画面で見たいなら、インターネット接続可能な4Kテレビが必要です。
一方、まったく使わない機能がついていると、コストパフォーマンスが悪くなります。
製品によって機能に違いがあるので、大きさや映像美だけでなく、機能にも着目して購入しましょう。
壁掛けタイプの製品
特に壁掛けタイプにこだわりがないのなら、壁掛けタイプの4Kテレビを買うのはおすすめしません。
壁掛けタイプの4Kテレビは、専用のスタンドも購入する必要があります。
製品によっては壁に穴をあけなければいけない場合もあり、設置に手間と費用がかかります。
結果的にテレビ本体以上の設備費や工事費がかかる可能性があるので、とくべつ欲しいわけでないなら壁掛けタイプの製品は避けましょう。
買ってはいけない4Kテレビのメーカー
買ってはいけない4Kテレビのメーカーがあるのか、次の4つを調べていきます。
東芝はどう?
家電製品から電子部品や鉄道車両など、幅広く事業を展開している東芝。
テレビでは「REGZA」が有名です。
REGZAには以下の特徴があります。
- 色表現領域が広く豊かな色彩
- 立体的でダイナミックな音質
- 予約のいらない自動録画機能
REGZAは「カメラの前に広がる光景をありのままに映す」ことを目指して開発されており、繊細で鮮やかな画質が楽しめます。
また、「タイムシフトマシン」という機能で、予約をしなくても最大地デジ6チャンネルを自動で録画してくれます。
放送時間に関係なく、好きな番組がいつでも視聴可能です。
SNSでは「音の良さ」と「黒の表示のキレイさ」を高く評価する意見が見受けられました。
4Kテレビならではの高画質な映像を楽しみたい人にぴったりな製品です。

シャープはどう?
多様な製品を生産している電機メーカーで、特に液晶ディスプレイの品質に対する評価が高いシャープ。
テレビは「AQUOS」が有名です。
AQUOSの主な特徴は以下のとおりです。
- 「低映り込み有機ELパネル」採用で外光の映り込みを減らせる
- 被写体の質感や輪郭などを緻密に再現できる
- 画面角度を調整できる「回転式スタンド」採用している
「低映り込み有機ELパネル」を採用し、テレビを見ている人の姿などが画面に反射しづらい仕様です。
また、「回転式スタンド」で画面の角度を細かく調整できるので、部屋のどこからでも快適にテレビを視聴できます。
SNSでは画質と回転式スタンドが好評です。
画質が良いだけでなく、角度の微調整ができる4Kテレビが欲しい人におすすめです。

ソニーはどう?
世界的に有名な国内総合電機メーカーのソニー。
4Kテレビは「BRAVIA」があります。
BRAVIAの特徴は以下のとおりです。
- 横断的な映像信号の分析により映像が自然に映る
- 立体的な音響により臨場感がある
- 多数の4K配信サービスに対応している
ソニーでは認知特性プロセッサー「XR」を開発し、AI技術によって今までの製品よりも高画質・高音質のテレビを実現しました。
またBRAVIAには、スマホのようにアプリを楽しめるAndroid TV機能を標準搭載し、以下の4K配信サービスが楽しめます。
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
- アクトビラ
- dTV
- U-NEXT
- YouTube
SNSでは画質の良さが特に好評です。
高画質なテレビでいろいろな番組を楽しみたい人にはBRAVIAがおすすめです。

パナソニックはどう?
家電や住宅設備など、生活に関わるさまざまな製品を生産しているパナソニック。
パナソニックの4Kテレビは「ビエラ」が有名です。
ビエラには以下の特徴があります。
- 独自設計の高輝度ディスプレイで美しく映る
- 上向きと横向き両方のスピーカーにより音が立体的に響く
- Google アシスタントやAmazon Alexaに対応しており音声操作できる
ビエラのディスプレイはパナソニックが独自設計・組立てを行い、高コントラストで美しい映像が視聴可能です。
また最新技術により、テレビ本体のスピーカーだけとは思えないほどの立体的な音響が楽しめます。
SNSでは、実物の役者が目の前にいると感じるほどの高画質との意見が見つかりました。
リアルで迫力ある映像を楽しみたい人は、ビエラをぜひ購入してみてください。

4Kテレビを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まった4Kテレビの失敗エピソードを紹介します。
アイリスオーヤマ ルカ 49型 4K
今まで32型をリビングに置いていましたが、今回もう少し大きなテレビが欲しいということで探していました。ある電化製品屋さんで4Kの40型でとても安く売られていたのですぐに購入を決めました。とても画質が綺麗で大変満足のいく商品ですが、今まで32型だったのもあり、テレビがすごく近く見えました。近いし、画面も綺麗で眩しいくらいなので、家族みんなに眩しいと文句を言われながら食卓を囲んでいました。画質にこだわらずテレビとの距離なども考慮して購入しよう、ととても反省しています。
Panasonic TH-49GX500
子どもが産まれ、4K対応のビデオカメラを買ったので、テレビもちょうど寿命を迎えたので4Kテレビを購入した。4Kで撮った映像はテレビにつないで4Kで見るが、それほど4Kの綺麗さが分からない。また、4Kのテレビ番組も見たいものがなく、時期尚早だった。
VIERA 55V型
大きさや形などが気に入ったのと簡単に接続できるとのことで、購入したのですがいざ家について接続してみると、接続までの工程がたくさんあり、一苦労で失敗した。そのため、もっと簡単に接続できるものを購入すればよかったと思い失敗したと思いました。
SONY BRAVIA KJ-65X80J
サイズが明らかに間違っていて、部屋の半分以上がテレビというような状態になった。ワンルームのため、明らかに手狭な中に場違いな感じになった。そして、この商品は今年の4月21日に発売された最新機種だったのと口コミもよく、ゴールデンウィークに買ったのだが、5月の中旬にこれよりもスペックの高いBRAVIA XRJ-55X90J [55インチ]が発売されて損をした気分になった。
4Kテレビを買うなら逆にどれがいい?
ここからは「これなら買っても大丈夫」という4Kテレビを3つ紹介します。
コスパで選ぶなら「ハイセンス 50U7F」
コストパフォーマンス重視の人には「ハイセンス 50U7F」がおすすめです。
50インチの大画面の4Kテレビを70,000円代で購入できます。
東芝と共同開発された製品で画質や音質のクオリティーが高く、多数の配信サービスにも対応しています。
なるべく安く高品質の4Kテレビを購入したい人は「ハイセンス 50U7F」を検討してみてください。

おすすめの4Kテレビは「ソニー ブラビア KJ-55X9500H」
「せっかく4Kテレビを買うなら画質にこだわりたい」という人には「ソニー ブラビア KJ-55X9500H」がおすすめです。
倍速駆動パネルと独自のバックライト制御により、残像感が抑えられ、動きの速い映像が見やすくなっています。
また、「4K X-Reality PRO」という技術でテレビ放送だけでなく、ネット動画も高精細な4K画質で視聴できます。
さらに「X-Wide Angle」を搭載し、斜めから⾒ても正面から見ているときと同等の⾼画質で視聴可能です。
高画質を堪能したい人は「ソニー ブラビア KJ-55X9500H」をぜひ購入してみてください。

ゲームを快適に楽しみたいなら「LG 43NANO75JPA」
4Kテレビでゲームをプレイしたいなら「LG 43NANO75JPA」がおすすめです。
ゲームからの映像信号を高速処理でき、シューティングやスポーツゲームなどの激しい動きのあるゲームも表示の遅れを感じることなく楽しめます。
PlayStation5など次世代ゲーム機の動きにもしっかり対応していますよ。
もちろんゲームだけでなく、テレビ番組や映画なども高画質で楽しめます。
快適な環境で集中してゲームを楽しみたいなら「LG 43NANO75JPA」でプレイしてみてください。

4Kテレビの買い方に関するよくある質問
4Kテレビの買い方についてよくある質問を集めてみました。
4Kテレビを購入するメリットは?
4Kテレビは通常のテレビより画素数と解像度が高く、目が疲れにくいというメリットがあります。
また、地上波放送やDVDを高画質で視聴できるので、動きの速いスポーツの試合やアクションシーンなどが臨場感を持って楽しめます。
快適に美しい映像を楽しめるので「家でも映画館のようなクオリティーで見たい」という人に4Kテレビはおすすめです。
4Kテレビは買ったらすぐに観れる?
今のところ地上波は4K放送に対応していません。
BSとCSは4K放送に対応していますが、場合によっては4Kテレビを買うだけでは不十分です。
BS・CSの4Kチューナーが内蔵されている4Kテレビでない場合、外部の4Kチューナーを購入する必要があります。
「4Kチューナー内蔵」と表記されていなければ、チューナーを別途買わなければいけない可能性があります。
4Kテレビを購入する前に製品の説明をよく確認しましょう。
一般的に4Kテレビの寿命はどのくらい?
4Kテレビの一般的な発光寿命はおよそ6万時間です。
仮に毎日3時間テレビを見たとして、50年以上は使い続けられる計算です。
ただし、長く使用している間に液晶画面を傷つけてしまい、画面が割れて発行寿命が来る前に見られなくなることも考えられます。
実際にどのくらい持つかは各家庭の使い方によるので、使用頻度に応じて買い替えを検討しましょう。
https://www.4900.co.jp/smarticle/10584/
プライベートブランドの4Kテレビを買っても大丈夫?
価格や性能を他製品と比べ、自分のニーズに合致すれば購入を検討しましょう。
有名なところでは、ドン・キホーテがプライベートブランドの4Kテレビを販売しています。
高画質なだけでなく裏番組録画機能もつき、3万円程度で購入可能です。
安く4Kテレビを手に入れたい人は店舗でチェックしてみてください。
43V型 HDR搭載 4K対応 液晶テレビ|驚安の殿堂 ドン・キホーテ
まとめ
4Kテレビは以下に該当する製品を買ってはいけません。
買ってはいけない4Kテレビと買ってOKな4Kテレビを見極め、快適に視聴できる製品を選びましょう。

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