ノートパソコンを買うときは「メーカーも性能も複雑で、どれを買えばいいかわからない」と悩む人が多いのではないでしょうか。
そんな人のために本記事では、ノートパソコンの選び方や「買ってよかった」と評価されているノートパソコンとその理由を紹介しています。
一方「これは買わないほうがいい」というノートパソコンの特徴も解説します。
買ってから後悔しないように必須のポイントを押さえ、最適なノートパソコンを選びましょう。
買ってよかったと思えるノートパソコンの選び方は?
「買ってよかった」と思えるノートパソコンの選び方を具体的に解説します。
用途で選ぶ

購入前に用途を決めておくと、最適なパソコン選びができます。
動画編集をしたいのか、大学のレポートで使用したいのかで、パソコンに必要なスペックが大きく違ってくるからです。
おもに大事なのは、パソコンの基本性能を決めるCPUのバージョンと、情報の処理速度を決めるメモリの容量です。
用途 | 推奨CPU | メモリ |
---|---|---|
大学のレポート | Core i3 以上 Ryzen 3 以上 | 8GB 以上 |
ビジネス | Core i5 以上 Ryzen 5 以上 | 8GB 以上 |
動画編集 | Core i7 以上 Ryzen 7 以上 | 16GB 以上 |
もちろん性能が上がると価格も高くなるので、ムダにお金をかけないためにも、先に用途を見極めてから購入しましょう。
画面サイズで選ぶ

ノートパソコンは持ち運びするため、画面サイズも選ぶ基準のひとつとして考えられます。
大きさ | 特徴 |
---|---|
12〜14インチ | 主に持ち運ぶ人用のサイズ |
15インチ以上 | 自宅やオフィスで使用する人用のサイズ |
持ち運びやすさを考えるなら、カバンに入れやすく画面が見やすい13インチ前後がおすすめです。
画面サイズが大きくなるにつれて重量も上がるので、持ち運ぶ頻度などで考えるのがいいでしょう。
ただ現在は、外付けディスプレイをAmazonで安価に購入できます。
そのため、ノートパソコンは軽量性と低価格を重視し、ディスプレイは別で買うのも賢い選択でしょう。
Officeの有無で選ぶ

パソコンを購入するときは、エクセルやワードを使うための「Officeソフト」が付属しているかどうかで決めるのもおすすめです。
Officeに対応しているパソコンであれば、あとから追加もできますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
Office有無 | メリット | デメリット |
---|---|---|
有り | あとで追加するより割安でOfficeを購入できる | 他のパソコンでOfficeを使用できない |
無し | 使用しているパソコンが壊れても、他のパソコンでOfficeを使用できる | 付属しているパソコンよりOfficeが割高になる |
パソコンでOfficeを使う可能性があるなら、上記表を見て利便性か購入価格のどちらをとるか選びましょう。
例えばMacBookにOfficeを追加する場合「Office Home & Student 2021 for Mac」で2万6,180円、「Office Academic 2021 for Mac」で1万8,480円かかります。
ただ「GoogleWorkspace」というOfficeと似た無料ツールもあるので、Officeにこだわらなくていいかもしれません。
買って後悔しないノートパソコンとは?
ここからは、ノートパソコンを選ぶときの疑問に回答していきます。
社会人がビジネスで使えるおすすめの最強ノートパソコンは?
社会人がビジネスでノートパソコンを使うなら、Officeがあると無難です。
書類作成業務なら5万円以上、クリエイティブ系の仕事なら10万円以上はかけたほうがいいでしょう。
パソコンの性能を決めるCPUが「Core i5」以下か「Core i7以上」以上かで、上記の価格差が生まれます。
書類作成に向いている最強ノートパソコンは「Surface Laptop Go 2」です。

商品名 | 販売価格(税込み) | 性能 |
---|---|---|
Surface Laptop Go 2 | 96,580円〜 | CPU:Core i5 メモリ:4GB サイズ:12.4インチ |
マイクロソフトが発売しているパソコンで、Officeが元々付属し、性能も書類作成なら難なくこなせます。
クリエイティブ系なら、Appleの「MacBook Air」がおすすめです。

商品名 | Amazon価格(税込み) | 性能 |
---|---|---|
MacBook Air | 164,800円 | CPU:M2チップ メモリ:8GB サイズ:13インチ |
M2チップ搭載のMacBook Airは、上位モデル(MacBookPro)に劣らぬ性能を発揮し、動画編集も問題なくこなせます。
「高画質(4K以上)」の動画を扱う場合、メモリが16GB以上あるといいです。
しかし、4Kよりも下の画質(フルHD)であれば、上記モデル(メモリ 8GB)でまったく問題ありません。

初心者におすすめのノートパソコンは?
初心者の方は、中古品のノートパソコンを購入するのはやめましょう。
見た目は綺麗でも、内部で劣化している可能性が高く、メンテナンスが大変です。
高価なパソコンをせっかく購入しても、初心者ではオーバースペックになり、もったいないです。

商品名 | Amazon価格(税込み) | 性能 |
---|---|---|
Google Chromebook Ideapad Duet 10.1インチ | 42,467円 | CPU:MediaTek Helio P60T プロセッサー (Core i3と同程度) メモリ:4GB サイズ:10.1インチ |
性能と価格のコスパを考えると、Lenovoの「Google Chromebook Ideapad Duet 10.1インチ」がおすすめです。
2-in-1(キーボードと画面が取り外せる)かつ、2028年6月まで無料でウィルス対策が提供されます。
まずはパソコンの使い方に慣れる必要がある、初心者にぴったりのノートパソコンです。

大学生におすすめのノートパソコンは?
大学生におすすめのノートパソコンは「MacBook Air」です。

商品名 | 公式サイト価格(税込み) | 性能 |
---|---|---|
MacBook Air | 164,800円 150,800円(学割適用) | CPU:M2チップ メモリ:8GB サイズ:13インチ |
大学生におすすめの「おしゃれ・機能的・安い(学割が適用可)」の三拍子がそろったパソコンです。
学割を適用すると、本来より1万4千円安い「150,800円」で購入できます。
また、ノートパソコンの寿命は5年といわれているので「卒業と同時にAppleの下取りに出し、新型のMacBookを持って新社会人になる」なんてこともできます。

ノートパソコンでおすすめのメーカーは?
ノートパソコンでおすすめのメーカーは以下のとおりです。
Dell(デル)

エントリーモデルからハイエンドまで、幅広く取り扱っているメーカーです。
Inspironシリーズが有名で、価格帯は53,104〜222,736円です。
スマホとの連携も独自機能を用いており、スムーズに接続できます。
Lenovo(レノボ)

個人法人問わず、事業主向けに強いメーカーです。
ノートパソコンだけでも5シリーズとラインアップが豊富で、過去には販売台数が世界一に輝いたこともあります。
価格帯は27,800〜150,689円で、全体的に低価格なのも特徴のひとつとして挙げられます。
ASUS(エイスース)

ASUSはデザイン性の高さが評価されており、SFチックなパソコンが人気です。
価格帯は34,800〜799,800円で、かなりハイエンドな機種まで揃えているのがわかります。
保証も手厚く、故障内容を問わず部品代金の20%のみで修理してくれます。
Apple(アップル)

いまや世界トップシェアのApple。
価格帯は134,800〜764,400円と、全体的に高価格帯でそろっています。
機能はとてもシンプルで、iPhoneやiPadとの連携が大きな強みです。

Microsoft(マイクロソフト)

他メーカーにない洗練されたデザインは、限りなく薄いのに頑丈さもあります。
また、他のノートパソコンにはない特徴として、全モデルタッチスクリーンなので、タブレットのようにペンを用いたイラスト作成も可能です。
価格帯は96,580〜187,880円です。
NEC(エヌイーシー)

1899年創業と古くからある国産メーカーで、幅広いラインアップとコンパクトなモデルが多く、使いやすいのが特徴です。
価格帯は60,280〜276,980円です。
NECのオンラインショップで購入できる、量販店では売っていないカスタムモデルもあります。

ノートパソコンでおすすめの安い製品は?
安いノートパソコンを狙うなら、以下のポイントに注意しましょう。
- 整備済み品を狙う(初期不良等をメーカーが修理した製品)
- 型落ち製品を狙う
- 最低限必要な性能を確認する
整備済み品や型落ち製品は金額が低くなります。
最低限必要な性能を把握しておくと、低価格でも自分に合ったパソコンを選びやすくなるでしょう。

上記はNECのパソコンですが、整備済みの型落ち製品で151,365円から19,800円まで安くなっています。

買ってはいけないノートパソコンの特徴とその理由
以下に該当するノートパソコンを買ってはいけません。
- メーカーサポートが付いていない
- 性能の低いCPUを使用している
- メモリが少ないノートパソコン
- ストレージがHDDのみ(SSD非搭載モデル)
- 自分の使い方に適していないサイズ
全体的にスペックの低いノートパソコンはおすすめしません。
もし価格的な問題で購入できない場合、CPUだけはなるべく妥協せずに選んでみてください。
また、自分の使い方に適していないサイズや、ストレージがHDD(ハードディスクドライブ)のみのパソコンは避けましょう。
SSD(ソリッドステートドライブ)なら10秒で終わることが、HDDなら1分以上かかってしまうこともあります。
なお「買ってはいけないノートパソコンの特徴」は、こちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。

買ってよかったノートパソコンとその理由
買ってよかったノートパソコンは以下の4モデルです。
商品名 | 価格(税込み) | 性能 |
---|---|---|
IdeaPad Slim 370i|Lenovo![]() | 69,850円 | CPU:Core i5 メモリ:8 GB サイズ:14インチ |
MacBook Pro|Apple![]() | 178,800円 | CPU:M2 チップメモリ:8GB サイズ:13.3インチ |
ZenBook 13|ASUS![]() | 97,800円 | CPU:Core i5 メモリ:8GB サイズ:13.3インチ |
Spectre x360 14|HP![]() | 174,800円 | CPU:Core i7 メモリ:16GB サイズ:13.5インチ |
IdeaPad Slim 370i|Lenovo
「IdeaPad Slim 370i」は、14型の少しサイズの大きいモデルで、最低限以上の機能をそなえる1台です。

購入者からは「安いわりに使える」との声がありました。
男性 / 20代後半
価格が安い割には思った以上に使えるパソコンで、使っていて快適さを感じるのが良いです。また、安いノートパソコンなのでゲームは無理かと思っていたのですが、ゲーミングPCでもないのに、そこそこPCゲームを遊べるのも良いと思いました。
PCゲームも遊べるようなので、仕事以外にも使いたい人におすすめです。
MacBook Pro|Apple
「MacBook Pro」は「MacBook Air」の上位モデルで、情報の処理性能が大幅に上がっています。

購入者からは「スタイリッシュで使いやすい」との声がありました。
男性 / 30代前半
見た目もスタイリッシュで、iPhoneユーザーとしてiCloudでデータを一括管理できるなど利便性が高いです。キーボードの配置も、一度慣れるとショートカットキーがとても使いやすいと感じるため、かなり買ってよかったと思います。
新商品が出たタイミングでは整備済み品が多くなるので、そちらを狙うのもおすすめです。

ZenBook 13|ASUS
「ZenBook 13」は重さ1.14kgと軽く、持ち運びに便利なノートパソコンです。

購入者からは「持ち歩きやすく、使いやすい」との声がありました。
男性 / 20代前半
大学進学の際に自分のパソコンが必要になるので購入しました。他のメーカーのネットで買うものと、家電量販店で買うこちらのもので迷っていたのですが、値引きしていただけたのが購入の決め手です。結果、サイズもこちらのほうが小さいため持ち歩きにも便利で、OSも最新のものにアップデートできたので良かったと思っています。
Core i5と8GBメモリの組み合わせなので、比較的軽めの動画編集なら可能でしょう。
Spectre x360 14|HP
老舗パソコンメーカーHPの万能ノートパソコン「Spectre x360 14」。

CPUはIntel Core i7、メモリは16GBにIris Xe グラフィックスと、オフィス用途から軽いクリエイティブ作業まで対応可能です。
13.5インチのコンパクトモデルながら、WUXGA(1920 x 1280)の高解像で作業性にもすぐれています。
ノートパソコンでさまざまな挑戦をしたい人にピッタリの全部載せモデルです。
男性 / 30代前半
高いデザイン性かつ高スペックで、マウスがなくてもタッチパネルなので困ることも少ないです。比較的コンパクトで、重いと感じる重量でもないので職場と家の持ち運びも便利です。ExcelやWordはもともと機能として初めから入っていたので、お得な感じがしました。
まとめ
「買ってよかった」と思えるノートパソコンを選ぶためには、以下の3つを重視しましょう。
- 用途で選ぶ
- 画面サイズで選ぶ
- Officeの有無で選ぶ
本記事で紹介している「買ってよかったノートパソコンの特徴と理由」を参考に、自分にぴったりな製品を見つけてくださいね。
コメント