目覚めの一杯はコーヒーからという人も多いのではないでしょうか。
コーヒー好きに欠かせないコーヒーメーカーの中には「買ってはいけない」ものも存在します。
せっかく買ったのに飲みたいコーヒーが出なかったり、すぐ壊れたりしては意味がないですよね。
そこで本記事では、買ってはいけないコーヒーメーカーや逆におすすめのコーヒーメーカーを、口コミとともに紹介します。
なお、買ってよかったコーヒーメーカーは、こちらの記事で特集しているので参考ください。
買ってはいけないコーヒーメーカーの特徴
ここでは買ってはいけないコーヒーメーカーの特徴を解説していきます。
飲みたいドリンクをつくれない
コーヒーメーカーをせっかく購入しても、好みのドリンクを作れないと意味がないですよね。
たとえば「エスプレッソマシンでブラックコーヒーは作れない」「カプセル式でドリップコーヒーはできない」など、コーヒーメーカーによって作れるドリンクの種類が変わってきます。
コーヒーメーカーを購入する際は、自分の飲みたいドリンクに合ったマシンを選ぶようにしましょう。
コーヒーの種類だけでなく、豆の挽き方や水量を細かく調節でき、より自分好みの味をつくれるモデルも販売されています。
抽出温度や抽出量を調節できるモデルもあるので、こだわりたい人は調節機能もチェックしましょう。
機能が充実していない
値段の安いコーヒーメーカーは、機能が充実していないものもあります。
以下のような機能がついているかチェックしてみましょう。
「この機能がほしい!」と思うものを決め、その機能がついている商品を選ぶようにしましょう。
保温機能
会社や家族と使用する場合、保温機能があると、それぞれのタイミングで楽しめます。
ひとりで使う場合でも、コーヒーを一度にたくさん作って置いておけるのもうれしいポイントです。
保温に影響のある要素としてサーバーの種類も確認しましょう。
サーバーの種類には、ガラス製とステンレス製の2種類があります。
ガラス製は、ガラス自体に保温効果はなく、ポットの底に付いているヒーターでコーヒーを加熱します。
デメリットは加熱し続けるため、時間が経つとコーヒーに苦味が出る点です。
ステンレス製は加熱するのではなく、容器から熱を逃さず温かさをキープします。
そのため味の変化などはありません。
ただ加熱はしないため、ガラス製よりは温度が下がってしまいます。
タイマー機能
タイマー機能があると、朝の忙しい時間でも手軽にコーヒーを楽しめます。
毎日同じ時間にコーヒーを飲む人などにおすすめです。
蒸らし機能
お湯とコーヒー粉をなじませるために「蒸らし」を行うと、コーヒー本来の芳醇なコクと香りをより引き出せます。
コーヒーをより本格的に楽しみたい人におすすめです。
ミルクフォーマー
ミルクフォーマーは、ミルクを泡立てるための機能です。
ミルクフォーマーがついていると、より本格的なラテやカプチーノが楽しめます。
ミルクフォーマー機能がない場合でも、別で単体のミルクフォーマーを用意することで代用できます。
手入れがしにくい
定期的にお手入れすることで、コーヒーの風味を損なわずに楽しめます。
また、手入れがしにくいと、洗い残しやサビが機械の劣化の原因となります。
まず給水タンクが取り外せるかどうかをチェックしましょう。
取り外せないと、給水もお手入れも手間がかかってしまいます。
コーヒーの抽出部分が洗いやすい形状か、あとはパーツの取り外しが可能かも確認しましょう。
取り外し可能で洗いやすいと、細かい部分まで清潔に保てます。
買ってはいけないコーヒーメーカーのブランドってあるの?
ここからは、買ってはいけないコーヒーメーカーのブランドがあるかどうか、以下の5つを調べていきます。
デロンギのコーヒーメーカーはどう?
デロンギはイタリアの家電ブランドです。
エスプレッソマシンなど、コーヒーマシン市場において世界トップシェアを獲得しています。
デロンギでは、全自動コーヒーメーカーから、1つのドリンクに特化したコーヒーメーカーまで幅広い製品を取り扱っています。
全自動のプリマドンナ クラスは液晶パネルを採用し、操作性も抜群です。
全自動コーヒーメーカーは、豆の計量から抽出後の洗浄まで全て自動です。
豆の量や抽出温度などをカスタマイズできるので、自宅で簡単においしいコーヒーを楽しめます。
デロンギの公式サイトでは、モデルや機能からオススメの商品を探せます。
用途に合わせ、好きなタイプのコーヒーメーカーを選びましょう。
シロカのコーヒーメーカーはどう?
シロカはリーズナブルで、シンプルなデザインが特徴の家電メーカーです。
シロカのコーヒーメーカーはコンパクトでありつつ、さまざまな機能を兼ね備えています。
たとえば、タイマー機能や保温機能、蒸らし機能なども付いています。
また、洗って繰り返し使えるステンレスフィルターを採用し、環境にも経済的にも優しいです。
ステンレスフィルターは、ペーパーフィルターでは抽出が難しい豆の油分まで抽出できるので、よりコクの深いコーヒーが作れます。
値段が1万円前後とリーズナブルなので、はじめてコーヒーメーカーを購入する人におすすめです。
プレゼントなどでも喜ばれそうですね。
バルミューダのコーヒーメーカーはどう?
バルミューダのコーヒーメーカーは「BALMUDA The Brew」の1種類のみです。
独自のテクノロジーを導入し、科学の視点から香り・味わい・後味の完璧ない一杯を追求しました。
使い方もシンプルで、コーヒー豆を準備して、ボタンを1つ押すだけで完成です。
レギュラー・ストロング・アイスの3つのモードを使い分けて、お好みのコーヒーを淹れられます。
また、クリーニングモードを搭載し、コーヒーメーカーを清潔に保てます。
オシャレでシャープなデザインはインテリアとしても好評です。
そのため、見た目に関する口コミも多くありました。
パナソニックのコーヒーメーカーはどう?
家電製品で有名なパナソニックからも「沸騰浄水コーヒーメーカー」が出ています。
挽きから抽出まで全自動で、洗浄も行ってくれる商品です。
粗挽きと中粗挽きの2種類のフィルターと、リッチとマイルドのコースを使い分け、4種類のコーヒーが楽しめます。
さらに新しい機能として「デカフェ豆」コースが追加されました。
デカフェ豆とはカフェインレスコーヒー豆のことです。
「蒸らし」と「抽出」のプログラムによって、味が劣ってしまいがちなデカフェ豆も、コクのあるコーヒーになります。
また、沸騰浄水機能によって、沸騰させたお湯を抽出前の活性炭フィルターに通し、カルキを90%カットします。
自動でカルキをカットしてくれるのは便利なポイントです。
温度を適切にコントロールする「煮詰まり軽減保温機能」もついているので、時間が経っても温かく、美味しいコーヒーを飲めます。
UCCのコーヒーメーカーはどう?
UCCはインスタントコーヒーなどで有名なブランドです。
そんなUCCからもドリップポッドが発売されています。
UCCのドリップポッドには「DP2」と「DP3」の2種類があります。
DP2のほうが古く、シンプルな作りで値段もリーズナブルです。
新しいDP3には、アイスやストロングなどのモードが新たに搭載されています。
カラーも、DP2は定番の白・黒・赤の3種類ですが、DP3は可愛らしい4種類のパステルカラーから選べます。
また、どちらもアソートだけでなくコーヒー粉の使用も可能です。
コーヒー以外の紅茶やお茶も楽しめます。コーヒー以外も飲みたいという人におすすめです。
コーヒーメーカーを買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まったコーヒーメーカーの失敗エピソードを紹介します。
東芝 HCD-L50M
安めの価格帯なのに電動ミル付きと、コスパの良さに惹かれて購入。でも、この電動ミルが失敗でした。電動ミルを使うと、その後片付けがとても大変なんです。底に粉が残ってしまい、それを取るのに一苦労。毎回掃除するのが面倒でした。
ネスカフェバリスタ
コーヒーメーカーに詳しくないのに購入してしまった自分も悪いのですが、決まったコーヒー粉を使用しなくてはいけないので、すぐに味に飽きてしまいました。また、コーヒーの粉を補充したら、しばらく同じ種類の味を飲み続けなくてはいけないので苦痛。結局使わなくなりました。
ネスプレッソ
コーヒーメーカー自体の値段が安く購入しましたが、カートリッジの値段が高いので、一杯あたりの単価が高くなり、これであれば粉をボトルで買うタイプや、カフェで飲む方がいいと思いました。安くもなく、カフェよりは美味しくもなく、微妙なランクの買い物をしてしまったと感じています。
タイガー魔法瓶コーヒーメーカー シャワードリップタイプ
これを使えば一度に大人数のコーヒーを作れるということで購入したのですが、実際にできたコーヒーはおもったよりもかなり薄い味でした。全部均一に美味しいコーヒーになると思っていただけに、そこは残念だったというのがありました。
メリタ コーヒーメーカー アロマサーモ
以前はガラスポットの保温できるコーヒーメーカーを使っていましたが、2杯目からは煮詰まって美味しくなかったので、ステンレスポットのこちらに買い換えました。2杯目も煮詰まることなく美味しく飲めるのはうれしいですが、ポットの蓋の口が小さくて手が入らないため、きちんと中を洗うことができません。毎日使う物なので、洗いにくいものは使い続けるほどストレスです。
コーヒーメーカーを買うなら逆にどれがいい?
ここからは、逆に買うべきおすすめのコーヒーメーカーを紹介していきます。
商品名 | サイズ | 抽出杯数 | フィルタータイプ | サーバータイプ | 付属品 | 保温機能 | 蒸らし機能 | タイマー機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マグニフィカS (デロンギ) | 49.8 x 40.6 x 30.6 cm | 同時に2杯 | なし(エスプレッソ式のため) | カップに直接抽出 | なし | なし | あり | なし |
ACT-E040(TIGER) | 18.1×27.9×34.2cm | 1杯 | ペーパーと金属 | ステンレス | なし | あり | あり | なし |
CM-D457B(ツインバード) | 16×33.5×36cm | 3杯用と6杯用 | 付属のドリッパーとペーパー | ガラス | 計量カップお手入れブラシペーパーフィルター(5枚)取扱説明書(保証書付)ガイドブック | なし | あり | なし |
珈琲 EC-RS40(象印) | 24×25×37.5cm | 4杯 | ステンレスとペーパー | ステンレス | 計量スプーン、ミルケースブラシ、浄水カートリッジ、ペーパーフィルター(2枚)、ステンレスメッシュフィルター、カップ受皿、カップ用トレー | あり | あり | なし |
ドルチェ グスト ジェニオ アイ(ネスカフェ) | 16.5×23.1×30.0cm | 1杯 | なし(カプセル式のため) | カップに直接抽出 | 4種類のバラエティカプセル | なし | なし | なし |
なお、買ってよかったコーヒーメーカーは、こちらの記事で特集しているので参考ください。
マグニフィカS (デロンギ)|エスプレッソ式
お家で本格的なエスプレッソコーヒーを楽しみたい方にオススメなのがデロンギの「マグニフィカS」です。
Amazonのレビューを見ても、本格的なコーヒーの味に驚きの声が多くあります。
操作も簡単で、好きな豆と水を用意するだけで、豆や水の計量から豆挽きや抽出、洗浄まで全自動で行ってくれます。
豆や水の量、挽き方も調節できるので、好みのコーヒーを作れます。
また、ミルクフロッサーが付き、ラテメニューでは本格的なミルクも作れるところもポイントです。
お手入れも簡単で、カスの排出や洗浄も自動です。
トレイに溜まったカスを捨てて、すすぐだけでいいので手間がかかりません。
本体の色味は黒と白の2色展開で、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
ACT-E040(TIGER)|ドリップ式
TIGERのコーヒーメーカー「ACT-E040」は、1台でさまざまなタイプのコーヒーを淹れられるマルチプレイヤーです。
ペーパーのフィルターと付属のドリップポッドを選べるので、レギュラードリップ・ドリップバッグ・ドリップポッドの3種類を楽しめます。
レギュラードリップでは、お好みに合わせて濃さをマイルドとストロングで調節できます。
さらに新機能として、カップ1杯分を直接ドリップできるようになりました。
忙しい朝でもそのまま飲めるのが便利ですね。
お値段もお手頃なので、コーヒーメーカーを初めて購入する人におすすめです。
CM-D457B(ツインバード)|ドリップ式
コーヒー界のレジェンド“と呼ばれる田口護氏監修のもと作られた本格的なドリップコーヒーメーカーです。田口さんが代表を務めるバッハコーヒーは、2000年の沖縄サミットで提供された実績があります。
カフェ・バッハについて
ツインバードのCM-D457Bは「自宅で手軽に専門店の味わいを楽しんでほしい」との想いから作られ、田口さんのさまざまなこだわりが詰まったコーヒーメーカーです。
なかでも湯温の調節機能にこだわり、コーヒーが一番美味しい「83℃」とアイスコーヒー用にドリップをする時に最適な「90℃」を設定できます。
コーヒーを淹れるためのモードも「粉・豆・ミル」の3種類から選べます。
デザインも「五感で楽しむ」というコンセプトから、豆を挽く音が聞こえ、蒸らしやシャワードリップなどの内部が見えるデザインです。
2019年にはGOOD DESIGN賞を受賞しました。
また、長く使ってほしいとの考えから、公式店で購入すると5年間の保証が付いてくるのも安心ですね。
口コミでも「自動でここまで美味しいのは驚き」「予想以上の美味しさ」と好評です。
実績のあるコーヒーメーカーをお探しの人におすすめです。
珈琲通 EC-RS40(象印)|ドリップ式
珈琲通のコーヒーメーカーでは、シンプルな操作でさまざまな味わいのコーヒーを楽しめます。
挽き分けフィルターで挽き目の調節ができ「ストロング」と「レギュラー」で濃さの調節も可能です。
4種類の味わい調節ができ、気分に合わせて簡単に変えられます。
象印の技術「マイコン予熱」と水をヒーターで2回加熱する「ダブル加熱」によって高温で抽出するのが特徴です。
これによってコクと香りを引き出した本格的なコーヒーが楽しめます。
サーバーは、ヒーターを使わずに保温できる「まほうびん構造」です。
そのため、煮詰まらずにコーヒー本来の味と香りを長く楽しめます。
約6.5cmと広口で洗いやすいのもポイントです。コーヒーカップなどに直接抽出もできます。
ドルチェ グスト ジェニオ アイ(ネスカフェ)|カプセル式
気分に合わせてさまざまなメニューを楽しみたい人は、カプセル式のジェニオ アイがおすすめです。
ジェニオ アイでは、20種類以上のメニューからお好みのドリンクを選べます。
会社や家族で使う場合、それぞれの好みに合わせて選べるのでとても便利です。
カプセルを変えるだけで、あのスターバックスの味も手軽に楽しめます。
カプセル式は空気や湿気をブロックして酸化を防ぎ、開ける瞬間まで挽きたての豆の鮮度を保ってくれます。
使用後はゆすいで捨てるだけなので、お手入れも簡単です。
また、ジェニオ アイはBluetoothを搭載し、マシンとスマートフォンをペアリングできます。
専用アプリを使えば、スマートフォンからも抽出量や温度の設定を自由に変更可能です。
コーヒーメーカーに関するよくある質問
コーヒーメーカーについてよくある質問と回答をまとめています。
ドリップコーヒーとエスプレッソコーヒーは何が違う?
ドリップコーヒーとエスプレッソコーヒーの大きな違いは、コーヒーの抽出方法です。
ドリップ式は、コーヒーパウダーにお湯を自重で自然透過させる方法でコーヒーを淹れます。
豆の微粉などが入らず、スッキリとした味わいのコーヒーです。
エスプレッソ式は、ポンプなどで強制的に圧力をかけて、短時間で一気に抽出する方法です。
ドリップコーヒーよりも濃厚で、エスプレッソ特有の豊かな香りを楽しめます。
抽出方法の違いから、同じ量の豆でもできあがりの量が異なります。
- ドリップ式 10gの豆から約150~160cc抽出
- エスプレッソ式 7~8gの豆から約25cc抽出
ドリップ式とエスプレッソ式では約5〜6倍の差があります。
エスプレッソは圧力をかけて抽出するため、長時間抽出するとエグみが増すため、短時間で少量を抽出します。
エスプレッソは抽出量が少ない分、小さめのカップで淹れて飲むのが一般的です。
1杯あたりのコストはどのくらい?
豆の価格によって異なりますが、1gあたり3円〜4円を目安に考えましょう。
豆の種類や量にもよりますが、1杯あたり約20円〜40円ほどの計算になります。
たとえば、豆から挽くドリップ式と液体状のカプセル式コーヒーメーカーでは、ランニングコストに差があります。
ドリップ式は1杯約20円です。
しかし、カプセル式は1杯50円〜60円と、ドリップ式に比べて割高になります。
コーヒーメーカーの本体価格が安くても、使うコーヒー豆の種類や抽出方法によっては、長期的に見ると高くつくこともあります。
コスパを重視するなら、ドリップ式のコーヒーメーカーがおすすめです。
味や本格的なコーヒーを求める人はエスプレッソ式やカプセル式がいいでしょう。
コーヒーメーカーは何年くらい使える?
使用頻度にもよりますが、一般的に寿命は「約5年程度」です。
もちろん使用状況やメンテナンスの回数によって、それ以上使うことも可能です。
メーカーは製造が中止されてから5年間は、製品を補修するための部品の保管を義務付けられています。
そのため、最低でも5年間は修理しながら使用できます。
以下のような不調が見られた場合は、修理または買い替えのタイミングです。
- コーヒーがぬるい
- コーヒーの量が減った
- 変な音がする
コーヒーメーカーを長持ちさせるコツは、定期的に清掃をすることです。
全自動で洗浄まで行ってくれる商品もありますが、そういったものでも月に1回は分解して水洗いをしましょう。
内部にコーヒー豆のカスや洗い残しがあると、劣化の原因となります。
まとめ
本記事では買ってはいけないコーヒーメーカーを紹介しました。
毎日使うものだからこそ、以下の3点に気をつけて選びましょう。
- 飲みたいドリンクをつくれない
- 機能が充実していない
- お手入れがしにくい
「コーヒーメーカーを買うなら逆にどれがいい?」で紹介したメーカーも、ぜひ参考にしてみてください。
自分に合ったコーヒーメーカーを見つけて、毎日の生活に彩りを加えましょう。
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