誰もが一度は憧れるマイカー。
マイカーは大きな買い物ですが、なかには買わない方がいい車も存在します。
本記事では、買ってはいけない車をランキング形式で紹介します。
逆に買ってよかった車や車に関する質問なども解説するので、ぜひ参考にしてください。
自分に合った一台を見つけ、ドライブを楽しみましょう。
買ってはいけない車の特徴
ここでは、今買ってはいけない車の特徴を紹介します。
車を買う際は、以下の特徴に当てはまる車を避けましょう。
用途に合っていない
車にはさまざまなボディタイプがあり、それぞれの特徴があります。
用途に合ったボディタイプを選ばないと使いにくく、満足できません。
主なボディタイプとして以下の5つが挙げられます。
ボディタイプ | 特徴 | このような人におすすめ |
---|---|---|
ミニバン | 乗車可能な人数や、積み込める荷物の量が多い | 大家族、アウトドアに行く方 |
軽自動車 | 本体価格や維持費が安く、運転しやすい | 初心者の方費用を抑えたい方 |
SUV | 山道や雪道など走りにくい場所に強い | アウトドアに行く方 |
セダン | 後部座席とトランクルームが別になった車で、乗り心地がよい | 高級車を購入したい方乗り心地を重視したい方 |
コンパクト | 小回りが利き、運転しやすい 市街地の狭い道でも走りやすい | 女性や初心者の方 |
車を購入する際は「どのようなシーンで使うのか」をイメージし、用途に合ったボディタイプを選びましょう。
燃費が悪い
燃費とは「1リットルあたりのガソリンでどれだけの距離を走れるかを示す指標」です。
燃費の悪いものを選ぶと、ガソリン代が高くなり、経済的ではありません。
また、車両重量が重い車種は、排気量も多くなります。
その分ガソリンの消費が激しく、燃費が悪い傾向にあります。
車を選ぶ際は、燃費と排気量を必ずチェックしましょう。
国土交通省は、自動車の燃費に目標基準を設定した「燃費基準推定値」を定めています。
2030年度の燃費基準推定値は「25.4(km/L)」です(経済産業省より引用)。
この基準を上回っていれば、燃費が比較的良いといえるでしょう。
またガソリン代を抑えたい人は、ハイブリッド車がおすすめです。
ハイブリッド車は「エンジンとモーターの2つ以上の動力源を持った車」です。
エンジンを切り替えることで「ムダなガソリンの消費を抑える」という特徴があります。
こちらの記事では「買ってはいけないハイブリッド車」をくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
予算に合っていない
車を購入する際は、予算を明確にしましょう。
車の価格は、車種やグレードによってさまざまです。
予算が決まっていないと、不要な装備やオプションなどをつけてしまうこともあります。
予算をあらかじめ決めておくことで、自分に合った車を選びやすくなります。
価格を抑えたい人は、コンパクトカーや軽自動車がおすすめです。
軽自動車はとくに、本体価格だけでなく、税金や保険料なども普通車に比べて安く済みます。
こちらの記事では「買ってはいけない軽自動車」をくわしく解説しています。
買ってはいけない車のメーカーってあるの?
買ってはいけない車のメーカーはあるのか、以下4つのメーカーを口コミとともに紹介します。
スバルはどう?
街中でよく目にする、人気ブランドの「スバル」。
スバルでは、以下の車種を展開しています。
- SUV
- ワゴン
- セダン
- スポーツ
種類がもっとも豊富な車種はSUVです。
なかでも、なめらかな走りが特徴の電気自動車「ソルテラ」が新しく発売され、注目を集めています。
またスバルは、安全性能について高い評価を受けています。
2021年には、自動車事故対策機構(NASVA)と国土交通省による「安全性能評価」で大賞を受賞しました。
スバルでは、以下の4つの安全を組み合わせた「総合安全」を展開しています。
- 0次安全:設計の段階から死角を減らし、運転しやすい空間を作る
- 走行安全:険しい道にも対応するフレーム構造で、いつでも安定した走りを支える
- 予防安全:360°確認できる先進技術を駆使して、ぶつからない車を目指す
- 衝突安全:衝突を吸収するボディ構造で、乗員と歩行者を守る
スバルは2030年までに「死亡交通事故ゼロ」を掲げ、過去10年間で死亡重傷事故を約50%低減することに成功しています。
口コミでは「安全性能の高さ」や「走りやすさ」が好評です。
ホンダはどう?
多くの人が耳にしたことがある有名メーカーの「ホンダ」。
ホンダでは以下の車種を取り扱っています。
- セダン
- ミニバン
- 軽自動車
- コンパクト
- スポーツ/SUV
- ハッチバイク/ワゴン
ホンダでは、ハイブリッド車や電気自動車も多く取り扱っています。
なかでも「ヴェゼル」は、JAHFA(日本自動車殿堂)の「2021~2022年カーデザインオブザイヤー」に選ばれました。
カーデザインオブザイヤーは、国産乗用車・輸入乗用車のなかで最もすぐれたデザインの車に与えられる称号です。
ハイブリッド車は燃費がよく、「フィット」や「インサイト」など、燃費が28km/Lを超えるモデルもあります。
またホンダは、2050年までに「カーボンニュートラル」を目指しています。
カーボンニュートラルとは温室効果ガスの「排出量」から、植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引き、温室効果ガスを実質的にゼロにすることです。
そのための試みとして、電気自動車やハイブリッド車の開発に力を入れています。
口コミでは「燃費のよさ」や「運転のしやすさ」に関する声が挙がっています。
日産はどう?
知名度だけでなく、技術力にも定評がある「日産」。
2009年には、国産乗用車・輸入乗用車の中でもっともすぐれた技術に与えられる「カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞しました。
日産といえば、e-POWERを使った電気自動車が特徴です。
e-POWERは、エンジンで発電し、モーターで走る仕組みの新しい電気自動車です。
代表的なe-POWERの電気自動車として「セレナ」や「ノート」などが挙げられます。
日産では電気自動車のほか、以下のようなラインナップをそろえています。
- コンパクトカー
- 軽自動車
- ミニバン
- スポーツ
- ワゴン
- セダン
- SUV
日産が力を入れている自動運転は、より快適なドライブをアシスト。
駐車をアシストする「ProPILOT Park」や、高速道路でハンズオフ走行ができる「ProPILOT 2.0」などの自動運転技術を取り入れています。
口コミでは「足回りがしっかりしていて、加速が速い」「乗り心地のよさ」などの声が挙がっています。
トヨタはどう?
2020年の世界新車販売台数で1位に輝き、世界的にも知名度の高いトヨタ。
トヨタは乗用車だけで53車種を展開しており、豊富なラインナップとなっています。
ボディタイプは以下の7種類です。
- コンパクト
- ミニバン
- スポーツ
- 軽自動車
- セダン
- ワゴン
- SUV
公式サイトのランキングには、広々とした室内空間が魅力の「ルーミー」や、高級感あふれるミニバンの「アルファード」などがランクインしています。
トヨタの車は、20種類以上のモデルが「給電」に対応しています。
給電とは、車をコンセントのように使える仕組みです。
移動中に電子端末を充電したり、アウトドアで電気製品につないだりできます。
さらに災害時では、4.5日分の電力をまかなえるので、万が一の時でも安心です。
口コミでは「乗り心地のよさ」や「燃費のよさ」が好評です。
買ってはいけない車をランキング順に紹介!
ここからは、買って失敗した車をランキング形式で紹介します。
クラウドワークスにてアンケートを実施し、「買ってはいけない車」であがった票数順に表示しています。
順位 | 車種 | メーカー | 全長×全幅×全高 | タイプ | 車両重量 | 総排気量 | 乗車定員 | 燃費 | 新車価格 | 中古車価格帯 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1位 | アクア | トヨタ | 4,050 x 1,695 x 1,485mm | コンパクト | 1,130kg | 1.490L | 5名 | 33.6km/L(ハイブリッド) | 1,980,000円〜 | 19.8万円〜 |
第2位 | フィット | ホンダ | 3,995 x 1,695 x 1,540mm | コンパクト | 1,200kg | 1.496L | 5名 | 29.4km/L(ハイブリッド)・20.4km/L(ガソリン) | 1,557,600円〜 | 29.9万円〜 |
同率第3位 | N-BOX | ホンダ | 3,395 x 1,475 x 1,790mm | 軽自動車 | 890kg | 0.658L | 4名 | 21.2km/L(ガソリン) | 1,448,700円〜 | 39.8万円〜 |
同率第3位 | オデッセイ | ホンダ | 4,855 x 1,820 x 1,695mm | ミニバン | 1,890kg | 1.993L | 7〜8名 | 20.0km/L(ハイブリッド)12.4km/L(ガソリン) | 3,495,000円〜 | 39万円〜 |
第1位:トヨタ アクア
トヨタの「アクア」は、コンパクトサイズで小回りが利き、街中での運転もしやすい1台です。
しかし、購入者からは共通して「室内空間の狭さ」に不満があがっています。
後部座席がとくに狭く、荷物が積めないという声が挙がっています。
女性 / 年齢未回答
コンパクトで燃費も良かったので、そこはとても気に入っていたのです。でも左の窓枠が、ちょうど歩行者等を見るのに邪魔になってしまって、事故りそうになることが何度かあって怖かったです。荷物もあまり積めなくて、釣りに行くのに使いにくいこともあって、三年待たずに買い替えました。
女性 / 30代後半
燃費を重視して購入したものの、後部座席が狭くて失敗でした。普通自動車なのに軽自動車よりもゆとりがなく、大人の男性が後部座席に乗るには少し窮屈です。また一応5人乗りではあるものの、後部座席に3人座るのはかなり狭くて、長時間の移動は疲れます。
一方で燃費のよさは好評なので、燃費重視で荷物をあまり積まない人には向いているでしょう。
第2位:ホンダ フィット
ホンダの「フィット」は、ハイブリッド車とガソリン車の両方をとりそろえています。
ハイブリッド車のほうが本体価格は高いですが、燃費のよい点が特徴です。
用途にあわせて選べるのがうれしいポイントです。
一方、購入者からは「運転しにくい」「乗り心地が悪い」の声が挙がっています。
性別未回答 / 年齢未回答
操作感としては悪くないですが、燃費がやや悪く、運転シートの弾力がいまいちで背中が疲れるとも言えます。長時間椅子にもたれかかっていると、首が痛くなることもありました。ハンドブレーキの戻りがやや甘く、しっかりと押し込まないといけない点で不便だとも思いました。
男性 / 40代前半
とにかく車内が狭く感じましたし、このサイズの車にしてはボンネットが長めで視界も悪く、非常に運転しにくかったです。また、積載量も少なく大きめの荷物も積みにくさがありましたし、何をするにも不便に感じました。
コンパクトならではの「車内の狭さ」が、乗り心地の悪さにつながっているようです。
同率第3位:ホンダ N-BOX
ホンダの「N-BOX」は、安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載した軽自動車です。
レーザーやカメラを駆使して運転を支援し、軽自動車でも安心して運転できます。
購入者からは、N-BOXの特徴である「高性能スピーカーがよくない」「走行中の騒音が大きい」という点が不評のようです。
女性 / 年齢未回答
8個のスピーカーを搭載し、臨場感溢れる音空間を実現するという謳い文句に惹かれて購入しましたが、普通車と違いが分からずスピーカーを8台も搭載している良さがありません。音が漏れるのを防ぐため、窓が極端に小さく閉鎖的で、車窓を眺めてドライブなどは到底望めません。外にいる開放感が無いせいか車に乗ることも少し減りました。
女性 / 20代前半
乗り心地があまり良くない。とにかくロードノイズが大きい。窓が空いていなくてもロードノイズが大きいし、窓を開けていたら音楽が聞こえなくなるくらいのロードノイズが発生する。あと軽自動車あるあるかもしれないけど、ブレーキを優しく踏んでも勢いよく止まる。
音楽をかけながらドライブを楽しみたい人には向いていないかもしれません。
同率第3位:ホンダ オデッセイ
ホンダの「オデッセイ」は、床を低くすることで室内空間を広げました。
地面からの距離が近いため、子どもやお年寄りでも乗り降りしやすい構造となっています。
一方、購入者からは「燃費が悪い」「室内空間が狭い」などの声が挙がっています。
男性 / 年齢未回答
燃費が良くない。そしてハイオクなので余計に燃料代が高い。今の高騰しているガソリン代の中では、絶対に燃費のいい車がいいと思う。また3列シートでも、3列目が狭くて長時間乗るのはきつい。メリットに感じることがほとんどない。
男性 / 30代後半
LLサイズのミニバンだが、天井空間が狭く居住スペースは全くない。ドアもスライドドアのため狭い駐車場などでの乗り降りが非常にやりにくい。ミニバンであるのに視点も低く、渋滞の時に前方が見えないため、ストレスが溜まってしまう。
アウトドアや家族で遠出する人は、他のミニバンをおすすめします。
買ってよかった車の特徴とランキング
ここでは買ってよかった車とその特徴を解説します。
評価の高い車のランキングは以下のとおりです。
- 1位:トヨタ「アクア」
- 同率2位:日産「ノート」
- 同率2位:ホンダ「フリード」
- 同率2位:ダイハツ「ムーヴ」
1位の「アクア」は、燃費のよさや乗り心地のよさなどが好評です。
2位の「ノート」は、e-POWERのハイブリッドカーで燃費のよさが持ち味です。
同率2位の「フリード」は、安全運転支援システムを搭載した1台で、安心してドライブを楽しめます。
口コミでは「たくさんの荷物が入る」という声も挙がっています。
ダイハツ「ムーブ」は、車体がコンパクトながら収納力の高い点が特徴です。
買い物やアウトドアなどにも重宝する1台です。
「買ってよかった車のランキング」をくわしく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
車に関するよくある質問
車を購入する際は、以下3つの質問をおさえておきましょう。
アウトドアにおすすめの車は?
アウトドアには、ミニバンやSUVがおすすめです。
ミニバンは乗車可能な人数が多く、荷物もたくさん詰める点が特徴です。
アウトドアで荷物をたくさん積むときや、家族でのお出かけにも向いています。
こちらの記事では「買ってはいけないミニバン」をくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
SUVは、険しい道でも走りやすい点が特徴です。
アウトドアで山道や雪道を通る時でも安心して走れます。
SUVの中にもタイプがあるため、自分に合ったタイプを選びましょう。
気になる人は「買ってはいけないSUV」を紹介しているこちらの記事をチェックしてみてください。
乗り心地がいい車の選び方は?
車を選ぶときは、乗り心地も大切なポイントです。
重心が高く、車高が高い車は空気抵抗を受けやすい傾向にあります。
空気抵抗を受けると揺れを感じるため、乗り心地が悪くなります。
軽自動車はとくに本体価格が安い分、「乗り心地が悪いのでは…」と心配になる人も多いでしょう。
しかし現在は改良され、乗り心地や走行性能が高まっています。
トヨタの「ピクシス ジョイ」やホンダの「N-ONE RS」など、口コミで乗り心地がよいと好評の車種も増えています。
「買ってはいけない車のランキング」に入っていたホンダの「N-BOX」も、乗り心地は高評価です。
「買ってはいけない軽自動車」をくわしく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
購入する際は、試乗して「運転のしやすさ」や「乗り心地」を確認するようにしましょう。
買ってはいけない中古車とは?
中古車は、上手くいけば車をオトクに購入できますが、失敗すると事故や故障につながる恐れがあります。
中古車を購入するときは、以下2つの点に気をつけましょう。
- 修復歴のある車は避ける
- 保証内容を必ず確認する
中古車を購入する前に「整備記録簿(メンテナンスノート)」を確認しましょう。
整備記録簿には、過去に行った整備や修理の履歴が記録されています。
以下の車には注意が必要です。
- 修理車:とくに同じ箇所を複数回修理している車
- 冠水車:水に浸かった車
- 塩害車:塩害車は潮風や融雪剤などに含まれる高濃度塩分によって、錆びてしまった車
これらの車は、大きなダメージを受けている可能性が高いため、避けましょう。
新車と比べ、中古車は故障のトラブルが起きやすいです。
「保証期間が長い」「修理や部品交換の対象となる範囲が広い」など、保証内容が充実した中古車をおすすめします。
輸入車はとくに本体価格が高いため、中古車を検討する人も多いでしょう。
中古の輸入車の場合は「年式が10年以内で、走行距離が短いもの」がおすすめです。
年数が経つほど部品が手に入らなくなり、修理費用が高くなる傾向にあります。
また走行距離が長いほど、部品が劣化している可能性があるためです。
「買ってはいけない輸入車」をくわしく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
本記事では、買ってはいけない車の特徴とランキングについて解説しました。
車の購入は大きな買い物です。よい車を選ぶために、以下の点に注意しましょう。
- 用途に合っていない
- 燃費が悪い
- 予算に合っていない
上記の特徴に注意し、満足できる1台を見つけましょう。
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