だれしも一度は憧れる外車。
乗っているだけで気分が上がるデザインと、自慢したくなる高級感が人気です。
しかし、輸入車の購入は高い買い物なので、失敗したくないですよね。
そこで本記事では、買ってはいけない輸入車や逆におすすめの輸入車を、実際に使用したユーザーの感想とともに紹介します。
本記事をぜひ参考にし、自分に合った1台を見つけましょう。
買ってはいけない輸入車(外車)の特徴
ここでは、買ってはいけない輸入車の特徴とその理由を解説します。
国内販売店の数が少ない
国内のディーラー(販売店)の数が少ないと、整備や修理のときに不便です。
緊急で修理が必要な場合もすぐに対応できません。
そのため、できれば自宅から行きやすい範囲に販売店があると理想的です。
販売店が多くとも、日本での販売数が少ないモデルはあまりおすすめしません。
販売店が少ない、またはモデル販売数が少ないと、パーツが手に入りにくいため、修理費用が高くなる傾向にあるからです。
また、部品が手に入らないと修理できない可能性もあります。
国内の販売店が多く、モデルの販売数も充実しているところを選ぶといいでしょう。
保証内容が十分ではない
保証内容が十分であるかも大切なポイントです。
輸入車は、国産車よりメンテナンス頻度が高く、それぞれのパーツも高いため、保証がより重要です。
保証が十分でないと、メンテナンスや修理のたびに費用が必要になります。
場合によっては、新しい車を買ったほうが安くなる可能性すらあります。
購入前に保証内容を確認するときは、メンテナンスが「どの程度の金額か」や「どれくらいの期間か」も必ずチェックしましょう。
また、並行輸入車は正規輸入車でないため、整備を断られるケースもあります。
整備や修理に対応している店舗もあわせてチェックしておきましょう。
年式が古い、走行距離が多い中古車
中古車を買う場合、年式や走行距離を国産車以上に気にする必要があります。
故障しないおすすめの中古外車は「年式が10年以内で、走行距離が短いもの」です。
年数が経つほどパーツが少なくなり、修理費用が高くなる傾向にあります。
また、走行距離が長いと、エンジンやサスペンションなどの部品が劣化している可能性もあります。
できるだけ走行距離が短いものを選ぶようにしましょう。
中古外車は、日本の車よりも短い走行距離で整備が必要なため、維持費や手間がかかります。
そのため、定期的に整備されている車がおすすめです。
「定期点検簿」で点検やメンテナンス、部品交換歴を必ず確認しましょう。
買ってはいけない輸入車のメーカーってあるの?
輸入車を選ぶときに、買ってはいけないメーカーはあるのでしょうか。
ここでは以下の5つのメーカーを紹介します。
BMWはどう?
ドイツ車御三家と呼ばれるBMWは、知名度だけではなく、機能性や乗り心地も人気のポイントです。
国内のディーラーも多く、買ってはいけない輸入車の特徴をクリアしています。
ガソリンタイプがもっとも多いですが、ハイブッドや電気自動車なども取り揃えています。
BMWはシリーズが1〜8まであり、中でも人気なのが3・5・7シリーズです。
- 3シリーズ:「セダン」や「ツーリング」などの人気車種。セダンは2021年の「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
- 5シリーズ:セダンやツーリングにくわえ、コンペティションが追加。3シリーズに比べ、力強い走りで高級感がアップ。
- 7シリーズ:高級感がさらにアップし、外観だけではなく、内装もこだわり抜いたシリーズ。
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは、海外メーカー車でもっとも多く票を得た車種に与えられます。
口コミでは、デザインや内装に関する評価が多くありました。
アウディはどう?
シンプルなデザインと、電動化テクノロジーなど常に進化する独自の技術で人気を集めるアウディ。
アウディは環境問題にも力を入れています。
2025年までに同社の二酸化炭素排出量の30%削減を目標に掲げ、電気自動車の導入を進めると発表しました。
アウディは電気自動車だけでなく、さまざまなシリーズを展開しています。
- Aシリーズ:もっともベーシックなモデル。1〜8までのグレードがあり、数字が大きくなるにつれてボディやエンジンサイズもアップ。
- SとRS、TTシリーズ:スピーディなスポーツカーのシリーズ。
- Qシリーズ:走破性や安全性を高めた独自技術「quattro」に由来するSUVモデル。
- e-tron:は持続可能なエネルギーである電気のみを動力源とする電気自動車。
乗り心地や運転のしやすさに関する口コミが多く挙げられています。
メルセデス・ベンツはどう?
メルセデス・ベンツは、誰でも一度は聞いたことがあるほど有名な外車です。
車種のバリエーションが豊富で、業界の中でもトップクラスの品揃えです。
ベンツは大きく分けてA・B・C・E・G・Sの6クラスあります。
AからSにつれてボディや車格が高くなり、GとSが最上位クラスです。
日本でもっとも人気なのはCクラスです。
Cクラスからグレードが格段に上がり「高級車」と呼ばれるクラスになります。
ちょうどよいボディサイズや乗り心地の良さが人気の車種です。
また、メルセデスは購入後のサポートが手厚いところも特徴です。
新車購入後の3年間、走行距離に制限なく、一般保証修理や定期メンテナンス(点検整備・交換部品)を受けられます。
口コミでは、乗り心地や手の込んだ内装が好評でした。
ポルシェはどう?
スポーツカーのイメージが強いポルシェ。
スタイリッシュなデザインと力強い加速が人気のメーカーです。
近年ではスポーツカー以外の車種も増え、大まかに分けて6種類のモデルがあります。
- ケイマン:ポルシェの中ではもっとも手頃な価格で、コンパクトな車体が特徴。
- ボクスター:スタイリッシュなデザインのオープンカー。
- 911:知名度の高いモデル。初代発売から改良を繰り返し、現行モデルは8代目。
- パナメーラ:4ドアで家族でも使いやすいモデル。種類も豊富。
- マカン:コンパクトで、狭い道でも小回りが利いて運転しやすいモデル。
- カイエン:ポルシェを代表するSUVで、視界も広く運転しやすい点が特徴。
口コミではやはり、かっこいいデザインに関する声が多くありました。
フォルクスワーゲンはどう?
オシャレなデザインと高い走行性能で人気のフォルクスワーゲン。
輸入車の中では、比較的手に入れやすい価格も魅力のひとつです。
ラインナップも豊富で、自分に合った1台を見つけられます。
- ポロ:日本でも乗りやすいサイズで、女性にも人気のモデル。
- アルテオン:洗練されたデザインと力強い走りが特徴のセダン。
- up!:フォルクスワーゲンの中でもっともコンパクトで、使い勝手のいいモデル。
上記の他にもコンパクトカーからセダン、MPV、SUVなどさまざまな車種があります。
口コミでは、乗り心地や車の強度に関するものが多くありました。
輸入車を買って失敗したエピソード
当サイトで募集して集まった輸入車の失敗エピソードを紹介します。
MINI MINIクーパーS
見た目の可愛さとコンパクトさに惹かれて購入しました。 失敗したと感じたのは、カーエアコンの冷房の効きが弱い点です。 冬場は暖かい温風が出ましたし、春は基本的に使わないので何も感じていませんでした。 でも夏になると、エアコンがほとんど効きません。 昼間はエアコンというより、扇風機のような感じでした。 夜になるとマシになるんですけど、ここまでエアコンが効かないとは想定外。失敗しました。
ミニクーパー
昔のモデルのミニクーパーです。約20年くらい前に新車購入しました。小さくてかわいい車ですが、新車から水漏れでいきなり修理預かりになり、帰ってきてからはエアコンが効かなくなり、又修理になりました。排気音は勇ましく、なかなかよく走る車でしたが、他にもトラブルが多く疲れてしまい、一年で売りました。
ポルシェ911
新車を購入しました。やはり国産車とは違い、あたり外れがあるようです。私の車は購入後すぐに、ウォッシャー液が全て漏れしまいました。また、その後も電気系統の調子が悪く、メーターのエラー項目ランプがついたままの状態でした(特に悪いところがないのに)。
メルセデスベンツ
メンテナンス維持費、パーツ代がとにかく高い! 車体の購入金額より、メンテナンス代を継続的に支払うことが本当に大変。国産車はそれに比べて、維持費が格段に安い。サービスも国産車の方が対応が良い。車体以外のコストを考慮せず、失敗した。
ミニクーパー
もともと中古車の購入だった為、パーツの交換がたびたび必要だった。また、交換が必要になる頻度も多く、そのパーツの費用も、国産車と比べていちいち高かった。 維持費がかかるのに困った末、ジムニーに乗り換えました…
輸入車を買うなら逆にどれがいい?
外国車を買うならどこの商品がいいのでしょうか?
ここからはおすすめの輸入車として、以下5つのモデルを紹介していきます。
車種 | メーカー | 全長×全幅×全高 | 車両重量 | 総排気量 | 乗車定員 | WLTCモード燃費 | 新車価格(税込) | 中古車価格帯(目安) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ミニ | BMW | 3,865×1,725×1,430mm | 1,210kg | 1,498cc | 4名 | 16.2km/L | 2,890,000 円〜 | 84万円〜 |
Aクラス | メルセデス・ベンツ | 4,420×1,800×1,420mm | 1,380kg | 1,331cc | 5名 | 15.2km/L | 4,270,000円〜 | 125万円〜 |
ゴルフ | フォルクスワーゲン | 4,295 1,790 1,475mm | 1,310kg | 999cc | 5名 | 18.6km/L | 3,017,000円〜 | 64万円〜 |
60シリーズ | ボルボ | 4,760×1,896×1,435mm | 1,965kg | 1,968cc | 5名 | 15.4km/L | 5,140,000円〜 | 140万円〜 |
ラングラー | ジープ | 4,870×1,895×1,845mm | 1,960kg | 1,995cc | 5名 | 10.0km/L | 7,040,000円〜 | 168万円〜 |
BMW ミニ
「ミニ」は、BMWのよさを生かしながら、市街地でも走りやすいコンパクトサイズです。
以下6種類のモデルから自分に合ったモデルを見つけられます。
- THE NEW MINI 3DOOR
- THE NEW MINI 5DOOR
- THE NEW MINI CONVERTIBLE
- MINI CLUBMAN
- MINI CROSSOVER
- MINI CROSSOVER PHEV
ボディカラーはもちろん、タイヤやルーフカラー、内装までカスタマイズでき、自分だけの1台に仕上がります。
燃費性能の良さもBMWでトップクラス。
「MINIクリーン・ディーゼル・エンジン」は、ガソリン車に比べ燃費効率がよく、燃費代もお得になります。
エコカー減税の対象で、自動車重量税が100%減税されます(初回車検時のみ適応)。
現在は終了しているものの、過去に「32時間、ミニのオーナーになる」という乗車体験キャンペーンを行っていました。
参加者からは「乗りやすくて使い勝手もよく、購入を検討したい」や「市街地でも足回りがいい」などの声がありました。
MINI Japan オフィシャルウェブサイト | MINI Japan
メルセデス・ベンツ Aクラス
「Aクラス」は、パワフルな走りとメルセデストップクラスの安全性能をほこります。
- アクティブディスタンスアシスト:自動加減速とステアリングアシストで、前走車との最適な距離を維持しながら車線もキープし、ドライバーの疲労を軽減
- 渋滞時緊急ブレーキ機能:渋滞などで突然の衝突を回避する機能
- マルチビームLEDヘッドライト:片側18個のLEDを使い、周りの車を眩惑せずに、より広い範囲を自動で照らし続ける先進のシステム
上記のような安全性能を生かし、快適なドライブをサポートします。
また、LEDを使用した室内照明や、近代的なデザインのダッシュボードデザインなど、高機能な内装も人気のポイントです。
購入者の声として「安心できる安全性」や「長時間のドライブでも疲れにくい乗り心地」などが挙げられています。
フォルクスワーゲン ゴルフ
さらに使いやすく進化した、フォルクスワーゲンの定番車の「ゴルフ」。
シンプルなデザインと広い室内空間で、家族のお出かけやショッピングなどにも向いています。
機能面では、エンジンとバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが全車に搭載されています。
マイルドハイブリッドシステムの導入で、より力強い出力と燃費向上を実現しました。
さらにハンドルを軽く握るだけで、前走車との一定の間隔や走行レーンの維持をサポートする「Travel Assist」を導入。
この機能によってドライバーの疲労を軽減し、快適性がさらにアップしました。
オーナーの声として「運転のしやすさ」や「ボディ強度の高さ」などが挙げられています。
ボルボ 60シリーズ
ボルボの「60シリーズ」は、高級感のあるデザインとゆったり過ごせる広い室内空間が魅力です。
ボディーカラーは11種類から好みのものを選べます。
アクセサリーをつけることでルーフキャリアにも荷物を載せられ、アウトドアなどにもおすすめです。
エネルギーを自給自足する「48V ハイブリッド」を導入しました。
減速している時に放出されるエネルギーを電気に変換し、加速時にその電力でモーターを駆動します。
燃費を抑えつつも、アクセルを踏んだときになめらかな加速を楽しめます。
1回の充電で可能な走行距離がさらに伸びたプラグインハイブリッドモデルも人気です。
試乗した人の感想として「上質なデザイン」や「取り回しがよい」などの声が挙げられています。
ジープ ラングラー
パワフルなデザインと走破性を兼ね備えたジープの「ラングラー」。
前後のタイヤに駆動力を分散させる「フルタイム4×4システム」を導入し、険しい道でも進める走破性を実現しました。
さらにボディパーツに高強度の軽量アルミニウムを使用し、すぐれた強度と耐久性はそのままに、90kg超の軽量化に成功しました。
また「エアロダイナミクス性能」を導入し、ボディまわりの空気が滑らかに流れるように配慮して空気抵抗を軽減。
その結果、車内の振動を抑え、快適性がアップしました。
3年間無償メンテナンスプログラムがついているのもうれしいポイントです。
3年目以降は有償で、メンテナンスプログラムに加入できます。
オーナーの声として「乗っているだけで気分が上がるデザイン」や「どんな道でも走りやすい」などの声が挙がっています。
輸入車に関するよくある質問
輸入車の購入を検討している人は、以下の質問をおさえておきましょう。
そうすることで輸入車をより選びやすくなります。
輸入車は日本車よりも維持費が高いって本当?
「輸入車は、日本車よりも維持費が高い」というイメージを持っている人も多いでしょう。
以前は輸入車の方が割高でしたが、最近は日本車との差も縮まってきています。
しかし、メンテナンス頻度が多くなる分、どうしても維持費が高くなりやすいです。
日本車と比べてパーツの耐久性がなく、交換前提の消耗品と考えられているためです。
長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスやパーツの交換が必要となります。
輸入車で人気のあるメーカーは?
日本では「外車といえばドイツ製」といわれるほど、メルセデス・ベンツやBMWなどのドイツ車の人気が高いです。
機能性だけではなく、デザインやカラーなどの見た目も人気に大きく影響しています。
車体が低く、シャープなデザインの車種は、やはり人気が高いです。
男性だけでなく、女性に人気のモデルも増えてきています。
ガソリンはハイオクを使ったほうがいい?
ガソリンは指定されているものを使いましょう。
ハイオクが指定されている場合、レギュラーは使わないほうがいいです。
日本と欧州では、レギュラーガソリンの品質基準が異なります。
そのため、日本のレギュラーガソリンでは本来の性能が発揮できません。
品質の異なるガソリンを使い続けると、故障につながる可能性があります。
エンジントラブルの原因にもなるので、日本のレギュラーガソリンを輸入車で使用することはおすすめしません。
長く大切に乗るためには、指定されたガソリンを使うようにしましょう。
まとめ
本記事では「買ってはいけない輸入車」について解説しました。
失敗しないためにも、輸入車を選ぶ時は以下の特徴の車を避けましょう。
- 国内販売店の数が少ない
- 保証内容が十分ではない
- 年式が古い、走行距離が多い中古車
「おすすめの輸入車」なども参考にし、憧れの1台を手に入れましょう。
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